ポンシュ

Ponsh

広島県の日本酒銘柄一覧

蓬莱鶴

ほうらいつる EC
原本店 - 広島県 広島市中区

蓬莱鶴は文化2年(1805年)創業の原本店が醸す日本酒で、晴れた日に見える厳島(宮島)の弥山が不老長寿の伝説で有名な"蓬莱山"と見紛うばかりであったことから命名されました。 平成7年にマンション地下に醸造所を新築し、日本で1番最初にマンションの中で酒造業を営む酒蔵となりました。地下という立地が気密性を高め温度を一定にして、四季醸造に最適な環境を作り出しています。六代目の原純社長は杜氏と蔵元の二役を一人でこなし、一年中酒造りを行う四季醸造を実践しており、2008年に全国利酒選手権大会で優勝した確かな舌を持つ原社長が酒造りを行っています。 仕込み水には広島市内にある比治山山麓の中硬水の井戸水を使用し、酒米は"八反錦"、"雄町"、"千本錦"、"こいおまち"など、広島県産にこだわって醸造しています。四季醸造で一年中醸造が可能な蔵が得意とするのは、フレッシュ感のある酒で、"味が濃くて香りがあり、飲み飽きせずにするすると飲める酒"に仕上げています。 マンション地下という独自の環境と四季醸造の技術、そして広島の素材へのこだわりが融合した、ユニークな銘柄です。

安佐泉

あさいずみ
安佐酒造 - 広島県 広島市安佐南区

安佐泉は広島市安佐南区八木の安佐酒造が醸す銘柄で、広島市域のほぼ中央に位置する八木地区で醸される地酒です。 委託醸造の形式で製造されており、一般の小売店での流通はなく限定的に製造されています。

菱正宗

ひしまさむね
久保田酒造 - 広島県 広島市安佐北区

菱正宗は広島市安佐北区可部の久保田酒造が醸す銘柄です。

甚七

じんしち
旭鳳酒造 - 広島県 広島市安佐北区

甚七は旭鳳酒造のブランドの一つで、伝統的な広島の酒造りを体現した銘柄です。

烏輪

うりん
旭鳳酒造 - 広島県 広島市安佐北区

烏輪は旭鳳酒造の7代目蔵元・濵村洋平氏による新しい挑戦を体現したブランドで、「烏輪(うりん)」とは「太陽」を意味し、「太陽の下で飲みたくなる酒」をコンセプトにしています。 伝統的な銘柄「旭鳳」の技術的・精神的な土台の上に、7代目の現在の感性を加えて生まれた革新的なブランドです。広島県産中手新千本を60%精米で使用した「烏輪 特別純米 赤い烏(アカイカラス)無濾過生原酒」など、現代の食卓に寄り添う新しい味わいを提案しています。 伝統を守りながらも時代とともに進化を続ける、旭鳳酒造の未来を切り開く銘柄です。

旭鳳

きょくほう EC
旭鳳酒造 - 広島県 広島市安佐北区
旭鳳

旭鳳は慶応元年(1865年)創業の旭鳳酒造が醸す日本酒で、創業以来、広島杜氏伝統の製法を守りながら広島らしい旨味とキレの良い後味の酒を醸し続けています。 清流・太田川の地下水を仕込み水に使用し、広島県産米を原料に、7代目代表取締役兼杜氏の濵村洋平氏が伝統と革新を融合させた酒造りを実践しています。広島らしい旨味とキレの良い後味が調和した、食事に寄り添う銘柄です。

喜美福

きみふく
有木酒造場 - 広島県 安芸高田市

喜美福は安芸高田市に位置していた有木酒造場が2012-2014年の間まで製造していた銘柄です。毛利元就が生まれた地域で酒造りを行っていました。

三矢の訓

みつやのおしえ
有木酒造場 - 広島県 安芸高田市

三矢の訓は有木酒造場の銘柄として記録されていますが、これは戦国武将・毛利元就の有名な教え(三本の矢で協力の大切さを説いた故事)に由来すると考えられます。

千豊の酒

せんぽうのさけ
千豊酒造 - 広島県 山県郡

千豊の酒は山県郡北広島町阿坂の千豊酒造が醸す銘柄です。

老亀

おいがめ
小野酒造 - 広島県 山県郡

老亀は元禄10年(1697年)から続く小野酒造が醸す日本酒で、現在15代目が自ら杜氏を務める県内有数の老舗の銘柄です。 山県郡北広島町蔵迫に蔵を構え、裏の川には鮎やサンショウウオが棲み、蛍が舞う絶好の自然環境の中で醸されています。井戸から汲む水は専門家からも非常に良い水だという評価を受けており、この清らかな水が酒質の基盤となっています。 300年以上の歴史の中で培われた伝統的な技術を守りながら、時代とともに進化を続ける広島の地酒です。豊かな自然環境と良質な水が生み出す、やわらかく奥深い味わいが特徴です。

八重の露

やえのつゆ
上杉酒造 廃業 - 広島県 山県郡

八重の露は広島県山県郡北広島町(旧八重町)を拠点とした上杉酒造が醸していた銘柄です。 銘柄名は所在地の旧称「八重町」に由来し、地域に根ざした酒造りの理念が込められています。 広島県の代表的な酒米「八反錦」を100%使用し、60%まで精米した辛口の日本酒として親しまれていました。日本酒らしい骨格とキレの良さが特徴で、千本錦や新千本といった広島オリジナルの酒米を用い、自家井戸水で仕込まれていました。 全国新酒鑑評会での金賞受賞歴もあり、大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒と幅広い製品ラインナップを展開していました。 現在は廃業していますが、広島の酒米と地域の水を活かした酒造りの伝統を体現した銘柄として記憶されています。

朝光

あさひかり
福光酒造 - 広島県 山県郡

朝光は福光酒造の復活とともに蘇った銘柄で、「大朝」と「福光」をかけ合わせて命名されました。 一時廃業していた蔵を創業者の曾孫・福光寛泰が四代目蔵元として引き継ぎ、再興を果たした情熱の結晶です。 広島県大朝九門明産の「こいもみじ」を全量使用し、広島もみじ酵母で醸される濁酒(どぶろく)で、洗米から瓶詰めまで蔵元杜氏が一人で醸しています。 食中酒として楽しめる辛口の設計で、精米歩合91%、日本酒度+1、アルコール分12%、酸度2.4という個性的なスペックが特徴です。 地域の米と酵母にこだわり、北広島町大朝の風土を表現した、食事に寄り添う親しみやすい味わいの濁酒です。

玉扇

たまおうぎ
玉扇酒造 - 広島県 広島市安佐北区

玉扇は広島市安佐北区に位置する玉扇酒造が醸す銘柄です。 地域に根ざした酒造りを続ける蔵元として、広島の伝統的な軟水醸造法を継承しています。 詳細な情報は限られていますが、地域の水と米を活かした丁寧な酒造りが特徴です。

三段峡

さんだんきょう
川本酒造場 - 広島県 山県郡

三段峡は安芸太田町戸河内に位置する川本酒造場の銘柄で、安芸太田町にある国の特別名勝「三段峡」にちなんで命名されました。 現在は小野酒造に委託醸造され、販売は川本英介名義で行われています。 広島県産「新千本」を原料米に使用し、辛口で爽やかな味わいが特徴です。アルコール度数18%というしっかりとした酒質で、地域の食文化に寄り添う酒として親しまれています。 広島市内やオンラインでは入手困難ですが、戸河内(安芸太田町の一部)の道の駅などで購入可能な、真の地酒です。

大号令

だいごうれい
馬上酒造場 - 広島県 安芸郡

大号令は熊野町に位置する馬上酒造場の銘柄で、「王政復古の大号令」にちなんで命名されました。 和窯(わがま)、木製甑(こしき)、麹蓋(こうじぶた)、槽(ふね)搾りといった伝統的な道具を使用し、手仕事による丁寧な酒造りが特徴です。 若手杜氏が広島の竹鶴酒造と滋賀の北島酒造で修行を積んだ経験を活かし、雄町、山田錦、八反錦などの酒米を使い分けて純米酒、生酛純米、無濾過原酒など多様な製品を展開しています。 伝統的な製法を守りながら、新しい世代の感性で醸される日本酒として注目を集めています。

八幡川

やはたがわ EC
八幡川酒造 - 広島県 広島市佐伯区
八幡川

八幡川は広島市佐伯区の八幡川沿いに位置する八幡川酒造の銘柄で、極楽寺山の湧水である軟水の清らかな仕込み水を使用しています。 広島県内でにごり酒(濁酒)のトップクラスのシェアを誇り、地域に根ざした親しみやすい味わいが特徴です。 レンガ煙突が特徴的な蔵で醸される、広島の伝統的な軟水仕込みの日本酒です。

六義

りくぎ EC
八幡川酒造 - 広島県 広島市佐伯区

六義は八幡川酒造のプレミアムブランドで、酒造りに欠かせない6つの要素(米、水、麹、酵母、風土、杜氏の技)を表現した銘柄です。 広島県産山田錦100%を35%まで精米し、極楽寺山の湧水で仕込んだ贅沢な大吟醸で、華やかな香りと豊かな旨味、キレの良い味わいが調和しています。 全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、IWC 2022 SAKE 大吟醸部門でも金メダルを獲得するなど、国内外で高い評価を受けています。 広島の軟水醸造法の真髄を体現した、八幡川酒造の技術と理念の結晶です。

天鴻

てんこう
八幡川酒造 - 広島県 広島市佐伯区

天鴻は八幡川酒造のフラッグシップブランドで、全国新酒鑑評会で3年連続金賞受賞という輝かしい受賞歴を誇ります。 極楽寺山の湧水である軟水を活かした広島らしい優しい味わいと、洗練された技術による高い完成度が特徴です。 八幡川酒造の伝統と革新が融合した、蔵を代表する銘柄です。

明魂

めいこん
広島県立総合技術研究所 食品工業技術センター - 広島県 広島市南区

明魂は広島県立総合技術研究所 食品工業技術センターが醸す極めて稀有な試験醸造酒で、公的機関が酒類の製造及び販売免許を持つという珍しいケースです。 作家の井伏鱒二が「口に入れば水の如く軽く」「香りや味もよい」と称賛したとされる、約100年の歴史を持つ銘柄です。 新しい酵母や酒米の研究成果を実用化前に確認するため、研究テーマが変わるたびに毎年味わいや香りが変化するという「一期一会」の日本酒として、その年にしか味わえない特別な存在です。 高温耐性を持つ広島オリジナル酒米「萌え息吹」の開発、輸出酒の品質向上のための酵母開発、扁平精米/原形精米法など、広島県の酒造技術の最先端を体現しています。 毎年10月頃に限定数量で直売所にて販売される非常に希少な銘柄で、広島の日本酒業界の技術革新を支える重要な役割を担っています。

御幸

みゆき EC
小泉本店 - 広島県 広島市西区

御幸は厳島神社造酒所として厳島神社の御神酒を醸造する指定蔵元・小泉本店の銘柄で、明治天皇が山陽巡幸の際に小泉家に立ち寄り休憩されたことを記念して命名されました。 広島県産の千本錦・八反錦を酒米に用い、中国山地の湧水とせとうち21号酵母で醸される、広島のテロワールを体現した日本酒です。 全国新酒鑑評会で金賞受賞歴を誇り、歴史ある蔵元の伝統と広島の風土が融合した上品な味わいが特徴です。 厳島神社との深い縁と皇室との歴史的つながりを持つ、格式高い銘柄です。