広島県の日本酒銘柄一覧
蓬莱鶴
ほうらいつる「蓬莱鶴(ほうらいつる)」は、日本初のマンション地下蔵で、六代目蔵元・原純氏が醸す唯一無二の銘柄です。 銘柄名は、晴れた日に見える宮島の弥山が、不老長寿の伝説で知られる「蓬莱山」と見紛うばかりであったことから名付けられました。 徹底した温度管理が可能な地下醸造により、一年を通して安定した酒造りを実現。搾りたてのフレッシュさと、味が濃くても飲み飽きしないスルスルと飲める味わいが特徴で、作り手の確かな技術とこだわりを感じさせる一本です。
安佐泉
あさいずみ「安佐泉(あさいずみ)」は、安佐酒造が企画し、委託醸造によって造られる広島の隠れた銘酒です。 一般流通が少ない希少な酒で、スッキリとした飲みやすさと、口の中に広がる爽やかで芳醇な香りが魅力です。 そのクセのない味わいは、魚料理から肉料理までどんな食事にも合わせやすく、毎日の晩酌にも最適です。「幻の酒」とも呼ばれる希少性と、確かな味わいを兼ね備えた一本です。
菱正宗
ひしまさむね「菱正宗(ひしまさむね)」は、太田川の伏流水と広島県産酒米を使用し、長期低温発酵で醸される久保田酒造の代表銘柄です。 名前の由来となった「松に菱」のシンボルマークは、世界的板画家・棟方志功氏の手によるもの。その味わいは、華やかで芳醇な吟醸香と、まろやかな口当たり、そして後味の良さが特徴です。 特に「超辛口純米酒」は、辛口ながらも米の旨味がしっかりと感じられ、食中酒として高い評価を得ています。歴史と伝統、そして芸術性を兼ね備えた、広島の風土を感じさせる一本です。
甚七
じんしち「甚七(じんしち)」は、旭鳳酒造の伝統と歴史を象徴する銘柄です。 蔵に伝わる伝統的な技術を用いて丁寧に醸されており、米本来の旨味をじっくりと引き出した味わいが特徴です。 飲み飽きしないキレの良さと、どこか懐かしさを感じさせる落ち着いた香りで、古くからの日本酒ファンに愛されています。
烏輪
うりん「烏輪(うりん)」は、「太陽」を意味する言葉を冠した、7代目蔵元・濱村洋平氏による革新的なブランドです。「陽だまりで飲みたいお酒」をコンセプトに、明るくリラックスした気分に寄り添う酒を目指しています。 最大の特徴は、フレッシュな果実のような香りと、爽やかな酸味です。メロンや白桃を思わせるジューシーな旨味がありながら、後口は軽やかでキレが良く、現代の食卓に並ぶチーズや洋食にもよく合います。 伝統的な技術をベースにしつつ、新しい感性を取り入れた「烏輪」は、日本酒の新しい可能性を感じさせる、次世代の銘酒です。
旭鳳
きょくほう「旭鳳(きょくほう)」は、旭鳳酒造の創業以来の伝統を受け継ぐ代表銘柄です。 広島県産の酒米と太田川の伏流水を使用し、広島杜氏の技で丁寧に醸されています。 米の旨味をしっかりと感じさせながらも、後味はスッキリとキレが良いのが特徴です。冷酒から熱燗まで幅広い温度帯で楽しめ、日々の食事と合わせて楽しむ食中酒として最適な一本です。
喜美福
きみふく喜美福は安芸高田市に位置していた有木酒造場が2012-2014年の間まで製造していた銘柄です。毛利元就が生まれた地域で酒造りを行っていました。
三矢の訓
みつやのおしえ三矢の訓は有木酒造場の銘柄として記録されていますが、これは戦国武将・毛利元就の有名な教え(三本の矢で協力の大切さを説いた故事)に由来すると考えられます。
千豊の酒
せんぽうのさけ千豊の酒は山県郡北広島町阿坂の千豊酒造が醸す銘柄です。
老亀
おいがめ「老亀(おいがめ)」は、300年以上の歴史を持つ小野酒造の代表銘柄です。 「噛めば噛むほど味が出るご飯のような酒」を目指し、しっかりとした発酵によって米の旨味を最大限に引き出しています。 熟成酒としても定評があり、時を経て深まるまろやかなコクと、落ち着いた香りは絶品。冷酒だけでなく、お燗にすることでさらに旨味が膨らみ、食中酒としての真価を発揮します。
八重の露
やえのつゆ八重の露は広島県山県郡北広島町(旧八重町)を拠点とした上杉酒造が醸していた銘柄です。 銘柄名は所在地の旧称「八重町」に由来し、地域に根ざした酒造りの理念が込められています。 広島県の代表的な酒米「八反錦」を100%使用し、60%まで精米した辛口の日本酒として親しまれていました。日本酒らしい骨格とキレの良さが特徴で、千本錦や新千本といった広島オリジナルの酒米を用い、自家井戸水で仕込まれていました。 全国新酒鑑評会での金賞受賞歴もあり、大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒と幅広い製品ラインナップを展開していました。 現在は廃業していますが、広島の酒米と地域の水を活かした酒造りの伝統を体現した銘柄として記憶されています。
朝光
あさひかり「朝光(あさひかり)」は、復活した福光酒造が醸す、こだわりの「どぶろく」銘柄です。 かつての清酒銘柄の名を受け継ぎ、地元大朝産の酒米「こいもみじ」を使用。瓶内二次発酵によるシュワッとした爽快な発泡感と、フレッシュな風味が楽しめます。 一般的などぶろくの甘いイメージとは異なり、食事と共に楽しめる「辛口」に設計されているのが最大の特徴。米の旨味とキレの良い酸味が調和した、大人のための新しいどぶろくです。
玉扇
たまおうぎ「玉扇(たまおうぎ)」は、200年以上の歴史を誇る玉扇酒造の代表銘柄です。 広島伝統の軟水醸造法により、米の旨味を優しく引き出した、まろやかで飲み飽きしない味わいが特徴です。 かつて金賞を多数受賞した「玉扇涓麗」のように、派手さはなくとも基本に忠実で誠実な酒造りが、地元広島市安佐北区の人々に長く愛され続けています。
三段峡
さんだんきょう「三段峡(さんだんきょう)」は、国の特別名勝である三段峡の名を冠した、安芸太田町の地酒です。 現在は小野酒造(銘柄「老亀」)による委託醸造で、広島県産米「新千本」を使用。アルコール度数18〜19度と高めで、しっかりとした飲みごたえと爽やかな辛口の味わいが楽しめます。 生産量が限られており、主に地元の道の駅や特産品店で販売されています。安芸太田町の豊かな自然を感じさせる、力強くも清々しい一本です。
大号令
だいごうれい「大号令」は、「王政復古の大号令」に由来する勇ましい名を持つ、馬上酒造場の代表銘柄です。 伝統製法「生酛造り」や「山廃」を取り入れ、米本来の旨味と酸味をしっかり引き出した、飲みごたえのある味わいが特徴です。 派手な香りよりも、食事に寄り添う滋味深さを重視。温めることでさらに膨らむふくよかな旨味は、広島の酒好きを唸らせる、まさに「通」好みの逸品です。
八幡川
やはたがわ「八幡川」は、創業以来地元で愛され続ける八幡川酒造の代表銘柄です。 特に「にごり酒」は広島県内屈指の人気を誇り、濃厚な米の旨味ととろりとした口当たりが特徴です。 極楽寺山の軟水を使用し、四季を通じて楽しめる飲み飽きしない味わいは、普段使いの晩酌酒として定評があります。
六義
りくぎ「六義(りくぎ)」は、酒造りに欠かせない6つの要素(米・水・麹・酵母・風土・技)の調和を追求した、八幡川酒造のプレミアムブランドです。 広島県産山田錦を35%まで磨き上げ、IWCや全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、世界的に高い評価を獲得しています。 華やかな香りと透明感のある味わい、そして消え入るような美しいキレは、ハレの日を彩る最高峰の大吟醸です。
天鴻
てんこう「天鴻(てんこう)」は、全国新酒鑑評会で3年連続金賞受賞という輝かしい実績を持つ、八幡川酒造のフラッグシップブランドです。 最高級の酒米・山田錦を贅沢に使用し、洗練された技術で醸された大吟醸は、雑味がなく、華麗な吟醸香とふくよかな味わいが広がります。 「天に羽ばたく大鳥(鴻)」のごとく、高みを目指す蔵の精神を象徴する、贈答用としても極めて人気の高い逸品です。
明魂
めいこん「明魂」は、広島県立総合技術研究所で醸造される、極めて希少な試験醸造酒です。 文豪・井伏鱒二が「口に入れば水の如く軽く、芳醇」と称賛した逸話を持ち、毎年異なる研究テーマ(新品種の米、新開発酵母、新製法など)に基づいて仕込まれます。 まさに「一期一会」の味わいであり、広島の最先端技術が詰まった、一般には入手困難な幻の銘酒です。
御幸
みゆき「御幸」は、明治天皇行幸の栄誉を記念して名付けられた、小泉本店の代表銘柄です。 厳島神社の御神酒と同じ蔵で醸されており、広島県産の酒米と中国山地の伏流水を使用し、ふくよかな香りと上品な甘みが特徴です。 格式高い歴史と広島の風土が育んだ味わいは、ハレの日の酒として、また厳島神社参拝のお土産としても愛されています。