愛媛県の日本酒銘柄一覧
かちとき
かちときかちときは岡酒造が醸す地酒で、松山の風土と伝統を体現した銘柄です。 愛媛県特有のやわらかで落ち着いた味わいが特徴で、石鎚山系の伏流水で仕込まれたまろやかな酒質が魅力です。 「伊予の女酒」として知られる愛媛の日本酒の特性を備え、優しい甘みとすっきりとした飲み口が調和しています。 地元松山の食材との相性を重視した酒質設計で、瀬戸内の海の幸から郷土料理まで幅広く合わせることができます。
媛の愛
ひめのあい媛の愛は愛媛県酒造共同組合が展開する銘柄で、愛媛県の風土と酒造りの伝統を表現した日本酒です。 「媛」は愛媛の古称であり、県名の由来でもある言葉で、愛媛の自然と文化への愛情が込められています。 石鎚山系の豊富な伏流水と愛媛県産の酒造好適米を使用し、県内各蔵元の技術を結集した酒質が特徴です。 「伊予の女酒」の伝統を受け継ぎ、やわらかで優しい味わいと適度な甘みが調和し、瀬戸内の食文化に寄り添う銘柄として親しまれています。
仁喜多津
にきたつ EC仁喜多津は水口酒造の代表銘柄で、古く万葉集で謳われた「熟田津」という地名と、仁愛と喜び多き津渡の意味を込めて誕生した清酒です。 道後温泉の地で130年以上の歴史を持つ蔵元が、石鎚山系の伏流水を使って丁寧に醸した日本酒で、全国新酒鑑評会金賞を通算7度受賞している技術の結晶です。 「伊予の女酒」の伝統を受け継ぎ、やわらかで優しい味わいが特徴で、道後の湯上がりや瀬戸内の食材との相性が良い酒質です。 万葉の時代から続く道後の歴史と文化を体現し、地域に根ざした酒造りの理念が込められた銘柄として親しまれています。
道後蔵酒
どうごくらざけ EC道後蔵酒は水口酒造が展開する道後ブランドの地酒で、道後温泉の地域性を前面に打ち出した銘柄です。 道後唯一の造り酒屋として、地元道後の風土と文化を日本酒に表現することを目指し、石鎚山系の伏流水で仕込まれています。 道後温泉本館と同時代を生きてきた蔵元の歴史と伝統を背景に、観光客から地元の方まで幅広く親しまれる地酒として位置づけられています。 瀬戸内の海の幸や愛媛の郷土料理との相性を重視した酒質で、道後の湯上がりに楽しむお酒としても人気があります。
久米の井
くめのい久米の井は後藤酒造が醸していた銘柄で、松山市久米地域の名水「久米の井」に由来する名称です。 松山の地域性を表現した地酒として、石鎚山系の伏流水を活かした酒造りが行われていました。 現在は廃業した蔵元の銘柄ですが、松山の酒造りの歴史を伝える銘柄の一つとして記憶されています。
十五万石
じゅうごまんごく十五万石は後藤酒造が醸していた銘柄で、松山藩の石高に由来する歴史的な名称です。 松山の武家文化と酒造りの伝統を象徴する銘柄として、地元で親しまれていました。 現在は廃業した蔵元の銘柄ですが、愛媛の日本酒の歴史を伝える銘柄として記憶されています。
眞十郎
しんじゅうろう眞十郎は後藤酒造が醸していた銘柄で、蔵元の創業者や先代の名前に由来すると考えられます。 松山の地で愛媛らしいやわらかな酒質の日本酒を醸していました。 現在は廃業した蔵元の銘柄ですが、松山の酒造文化の一部として歴史に刻まれています。
酒仙栄光
しゅせんえいこう EC酒仙栄光は栄光酒造が全国に誇る愛媛の地酒で、新酒鑑評会での金賞受賞など数々の栄誉を受けています。 高縄山系の湧水「湧ヶ淵」と厳選された酒造好適米を使用し、伝統的な手法で丁寧に醸された日本酒です。 愛媛県産の松山三井やしずく媛といった地元の酒米を積極的に使用し、地域の風土を表現した酒質が特徴です。 「伊予の女酒」の伝統を受け継ぎつつ、現代的な品質管理と技術で安定した高品質を実現し、飲む人に栄光をもたらす銘柄として親しまれています。
男花
おとこはな男花は横河酒造の代表銘柄で、力強さと繊細さを併せ持つ銘柄名が特徴です。 愛媛県の「伊予の女酒」と呼ばれる優しい酒質の伝統の中で、男性的な力強さも表現した個性的な銘柄として位置づけられています。 石鎚山系の伏流水を使用し、地元愛媛の食材との相性を重視した酒質設計で、瀬戸内の海の幸から郷土料理まで幅広く合わせることができます。 東温市横河原の地で100年以上醸し続けられている伝統の味わいとして、地元を中心に親しまれています。
小富士
こふじ小富士は島田酒造の代表銘柄で、瀬戸内海の興居島と伊予の小富士に由来する名称です。 「瀬戸内の海の幸に合う酒」というコンセプトのもと、地元の食文化に寄り添う酒質が特徴で、特に超辛口の本醸造(日本酒度+12)は切れ味の良さで知られています。 家族経営の小さな蔵ながら、社長杜氏による丁寧な手造りで、純米吟醸から10年熟成の貴醸酒まで幅広いラインナップを展開しています。 瀬戸内の魚介類との相性を重視した酒質設計で、地元東温市を中心に愛媛県内で親しまれている銘柄です。
お茂ご
おもごお茂ごは、愛媛県上浮穴郡久万高原町のお茂ご酒造が醸す銘柄で、西日本最高峰の石鎚山の麓に広がる紅葉の名勝地「面河渓谷」の名を冠しています。 四国の軽井沢とも称される寒冷地の久万高原町の深井戸から湧き出る清らかな水と、地元久万高原町産の清流米「フクヒカリ」を使用した、地元の風土を体現する日本酒です。 「小さい蔵だから出来ること、小さい蔵でなければ出来ないことをやる」という蔵のポリシーが反映されており、社長一押しの純米酒"福ひかり"をはじめ、甘口のお酒、特に"おり酒"は絶品として親しまれています。 PB商品の販売にも力を入れ、一本から注文に応じる柔軟な姿勢で、地元久万高原町を中心に愛されている銘柄です。
雪娘
ゆきむすめ雪娘は、1916年創業の雪娘酒造が醸す銘柄で、愛媛県上浮穴郡久万高原町の緑深い恵まれた自然の中で大切に育まれています。 久万(くま)という地名は「隅」を意味し、元々が山の奥、山と山に挟まれた土地を指すように、山々に囲まれた豊かな自然環境が酒造りの背景にあります。 長く地元で愛されている銘柄として、地域に根ざした伝統的な製法を守り続けており、久万高原町の風土を体現する日本酒として親しまれています。
かち鶴
かちづるかち鶴は、愛媛県伊予郡砥部町のかち鶴酒造が醸す銘柄で、地元の酒店で取り扱われ、地域で親しまれている日本酒です。
初雪盃
はつゆきはい EC初雪盃は、1887年(明治20年)創業の協和酒造が醸す銘柄で、愛媛県伊予郡砥部町の石鎚山系の地下水を仕込み水として使用しています。 小規模生産で質を最優先し、「酔うための酒ではなく、米の旨味を味わう酒」という蔵の理念を体現した日本酒です。 伝統的手法である袋吊りや舟搾りを堅持し、ほとんどの工程を手作業で行うことで、滑らかな口当たりと飲み飽きしない酒質を実現しています。 米の旨味を最大限に引き出すことに注力した、丁寧な手作業による酒造りが特徴の銘柄です。
八重菊
やえぎく八重菊は、1872年(明治5年)創業の佐々木酒造が醸す銘柄で、愛媛県伊予郡砥部町総津の山の湧水と県内産の米を使用し、自然の力による酒造りを信条としています。 昔ながらの方法である土間の上に竹すのこを敷き、その上でお米を冷やすという伝統的な手法を守り、冷房を使用せず自然のままの貯蔵を行い、高地の特性を生かした長期熟成古酒として知られています。 原料米には松山三井を使用し、11年ものと37年ものなどの長期熟成古酒を細々と出荷しており、ブランデーのような気品ある味わい、琥珀色、濃厚な甘味・旨味・酸味が特徴です。 ほぼ蔵元でのみ販売される、愛媛県内でもあまり知られていない隠れた銘酒として、日本酒ファンの間で密かに親しまれています。
武士心
ぶしごころ武士心は、1862年(文久2年)創業の武智酒店が醸す銘柄で、今から約400年前に松山城初代当主である加藤嘉明が松山城築城以前に松前城(当時の表記では正木城)を居城としていたという歴史に由来しています。 銘柄名は、武士の心の潔さからその名が付けられました。 米の旨味を引き出した純米吟醸や、なめらかな味と香りが広がる後味が綺麗な大吟醸、普通酒、無濾過原酒など、幅広い商品ラインナップを展開しています。 リッチで優しい、重厚、芳醇、フレッシュ、酸味、甘みといった多様な風味特性を持ち、道後温泉や坊ちゃん列車の図柄入りラベルの商品があり、愛媛のお土産として人気の銘柄です。
内子座
うちこざ内子座は、酒六酒造が醸す銘柄で、内子座創建100周年を記念した純米吟醸酒です。 IWC2016 SAKE部門で金賞を受賞した実績を持ち、内子町の歴史と文化を象徴する銘柄として親しまれています。
一刀両断
いっとうりょうだん EC一刀両断は、酒六酒造が醸す代表銘柄で、日本酒度+8前後の辛口の純米大吟醸酒です。 銘柄名は、一太刀ですぱっと切れるようなさえを魅せる超辛口という特徴を表しており、初めは純米吟醸ならではの米のやさしい旨味が広がり、あと味で一太刀浴びせられたかのようなキレ味鋭い辛味を楽しむことができます。 切れ味のよい酒をつくることを目指す蔵の姿勢が最も体現された銘柄として、辛口の日本酒を好む愛好家に支持されています。
七星剣
しちせいけん七星剣は、酒六酒造が醸す銘柄で、絹のように滑らかな喉ごしと余韻を残す、京ひなシリーズの最高峰として位置づけられています。 切れ味のよい酒をつくることを目指す蔵の姿勢と、滑らかな口当たりを両立させた、技術の高さを示す銘柄です。
京ひな
きょうひな EC京ひなは、酒六酒造が醸す銘柄で、切れ味のよい酒をつくることを目指す蔵の姿勢が反映された日本酒です。