滋賀県の日本酒銘柄一覧
正重
まさしげ「正重(まさしげ)」は、中村酒造がかつて醸していた銘柄で、正しさを重んじるという誠実な名を持っています。 酒造りへの真摯な姿勢と、飲む人への誠意が込められた一本でした。 現在は幻の味わいとなりましたが、その名は甲賀の酒造りの真面目な気質を伝えるものとして残っています。 地域の人々に信頼され、愛された地酒の記憶です。
柳緑花紅
りゅうりょくかこう「柳緑花紅(りゅうりょくかこう)」は、「柳は緑、花は紅」という禅語にある、あるがままの美しさを表現した銘柄です。 自然の理に従い、素材本来の個性を素直に引き出す酒造りを象徴。 甲賀の風土が生んだ米と水を使い、飾らない純粋な味わいを追求しています。 心静かに味わうことで、自然との調和を感じさせる奥深い一本です。
桜生
さくらぎ「桜生(さくらぎ)」は、春の訪れを告げる桜のような、華やかさと生命力をイメージした銘柄です。 厳しい冬を越えて咲き誇る桜の力強さと、その儚い美しさを表現。 フレッシュで生き生きとした味わいは、新しい始まりや門出を祝う席にふさわしい。 甲賀の春の情景が目に浮かぶような、明るく希望に満ちた一本です。
忍者
にんじゃ「忍者(にんじゃ)」は、甲賀流忍者発祥の地としての誇りを込めた、瀬古酒造の看板銘柄です。 忍者のように変幻自在な味わいと、世界中で愛されるユニークな魅力を表現。 地元の酒米を使用し、キレのある辛口から芳醇な旨口まで多様な表情を見せます。 歴史ロマンと遊び心を兼ね備え、国内外の日本酒ファンを楽しませる一本です。
大甲賀
だいこうが「大甲賀(だいこうが)」は、地元・甲賀の名を堂々と冠した、瀬古酒造の自信作です。 甲賀の豊かな自然と歴史への敬意、そして地域一番の酒を目指す気概が込められています。 芳醇な旨味とキレの良い後味が特徴の「芳醇超辛口」など、飲み応えのある酒質を展開。 地元・甲賀の食文化に寄り添い、愛され続ける骨太な地酒です。
月あかり
つきあかり「月あかり(つきあかり)」は、甲賀の夜空を優しく照らす月の光をイメージした銘柄です。 静寂な里山に降り注ぐ月明かりのような、穏やかで柔らかな味わい。 一日の終わりに、ほっと心を落ち着かせてくれる癒しの一杯を目指しました。 繊細で優しい飲み口は、静かな夜のひとときに寄り添います。
柳花
りゅうか「柳花(りゅうか)」は、「柳緑花紅」の対となるような、柳の優雅さと花の可憐さを併せ持つ銘柄です。 風になびく柳のようなしなやかな口当たりと、花のような華やかな香り。 伝統の中に新しさを取り入れた、洗練されたモダンスタイルの日本酒です。 甲賀の四季折々の美しさを表現した、目にも舌にも楽しい一杯です。
晴朗
せいろう「晴朗(せいろう)」は、創業以来200年以上にわたり親しまれる、望月酒造の原点とも言える銘柄です。 晴れ渡った空のように澄み切った味わいと、飲む人の心を明るくするような爽やかさを追求。 地元・甲賀の食卓に欠かせない日常酒として、世代を超えて愛され続けています。 飾らない素朴な味わいの中に、酒造りへの誠実さが息づいています。
寿々兜
すずかぶと「寿々兜(すずかぶと)」は、鈴鹿山系の「鈴」と甲賀の「甲(兜)」を組み合わせた、縁起の良い名を持つ代表銘柄です。 食用米「日本晴」をあえて使用し、米本来の旨味を最大限に引き出す独自の製法を採用。 11代目蔵元杜氏の感性と伝統技術が融合した、芳醇でふくよかな味わいが特徴。 甲賀のテロワールを表現した、個性あふれる手造りの逸品です。
春乃峰
はるのみね「春乃峰(はるのみね)」は、鈴鹿の山並みに春の訪れを感じる頃、極寒仕込みの新酒が誕生することから名付けられた銘柄です。 5代目蔵元杜氏・田中重哉氏が、地元・甲賀の米と敷地内の湧き水のみを使用し、全量手造りで醸しています。 自然の恵みと手仕事の温もりが調和した、優しく深い味わいが特徴。 小規模な蔵ならではの丁寧な造りが生む、作り手の顔が見える安心の一本です。
あら玉
あらたま「あら玉(あらたま)」は、神道における神の荒々しく力強い側面「荒魂」に由来する、生命力溢れる銘柄です。 伊吹山の伏流水と雪国の厳しい寒さが育んだ、キレのある力強い味わいが特徴。 「新玉(あらたま)」として新しい年の訪れを祝う意味も込められ、縁起の良い酒として親しまれています。 米原の風土を映し出す、清らかで芯の通った一本です。
薄桜
うすさくら「薄桜(うすさくら)」は、初代当主が神社の境内に咲く桜の美しさに心を打たれ、その淡い美しさを表現したいと名付けた銘柄です。 桜の花びらのように繊細で優美な味わいを追求し、長きにわたり地域の人々に愛されてきました。 丁寧な少量生産により、飲み手に作り手の心が伝わるような温かみのある酒質を実現。 春の訪れのような優しさと、伝統の重みを感じさせる、増本酒造場の代表作です。
近江藤兵衛
おうみとうべえ「近江藤兵衛(おうみとうべえ)」は、創業者の名と地名を冠した、伝統と革新が融合する銘柄です。 5代目蔵元が新たな挑戦として立ち上げ、フレッシュな生酒を中心に展開。 初代への敬意と近江への誇りを胸に、現代の嗜好に合わせた新しい日本酒の魅力を発信。 伝統の技に裏打ちされた確かな品質と、生き生きとした味わいが楽しめる自信作です。
猩々菊
しょうじょうぎく「猩々菊(しょうじょうぎく)」は、酒を愛する伝説上の聖獣「猩々」と、高貴さを象徴する「菊」を組み合わせた縁起の良い銘柄です。 能楽の華やかな世界観を思わせる、伝統と格式を感じさせる味わいが特徴。 彦根・高宮という歴史ある土地の風土に育まれ、地元の人々に愛されてきました。 酒を酌み交わす喜びと、長寿・繁栄への願いが込められた、地域に根ざした一本です。
多賀
たが「多賀(たが)」は、多賀大社の門前町として栄える多賀の地名を冠した、300年以上の歴史を持つ銘柄です。 かつて彦根藩主への御用酒として数えられた、伝統と誇りを受け継ぐ地酒。 カルシウム豊富な仕込み水が生み出す、芯の通った力強さと繊細な後味が絶妙なバランスを保っています。 延命長寿の神様「お多賀さん」の膝元で醸される、縁起の良い一杯です。
HEART LAND
ハートランド「HEART LAND(ハートランド)」は、近江八幡の歴史ある町並みを「心の故郷」として愛する想いから名付けられた銘柄です。 英語のネーミングに、伝統の技と現代的な感性を融合させた新しい日本酒の姿を投影。 300年以上の歴史を持つ西勝酒造が、次世代へと繋ぐ架け橋として醸す自信作です。 清らかな味わいの中に、故郷を想う温かみが感じられる、親しみやすい一本です。
湖東富貴
ことぶき「湖東富貴(ことぶき)」は、琵琶湖の東(湖東)という地域性と、長寿と繁栄を願う「寿(ことぶき)」の意が込められた銘柄です。 商売繁盛で知られる近江商人発祥の地にふさわしい、豊かさと伝統を象徴する名を持っています。 300年以上の歴史を紡いできた西勝酒造が、近江八幡の文化と共に大切に醸し続けてきた地酒。 深みのある味わいと縁起の良さが調和した、地域に愛され続ける風格ある一本です。
榮爵
えいしゃく「榮爵(えいしゃく)」は、繁栄を意味する「榮」と位階を意味する「爵」を組み合わせた、非常に格式高い名を持つ銘柄です。 かつて中山道・守山宿を行き交う旅人や賓客をもてなした、品格ある味わいを象徴。 宿場町の賑わいと共に愛されたこの酒は、守山の歴史ある醸造文化の誇りを伝えています。 現在は幻の味わいとなりましたが、その名は格式高い地酒の記憶として刻まれています。
金盛
きんせい「金盛(きんせい)」は、黄金の輝きを意味する「金」と、栄え賑わうことを意味する「盛」を組み合わせた、非常に縁起の良い銘柄です。 蔵元の酒造りへの誇りと、飲む人の人生が豊かに繁栄することへの願いが込められています。 中山道の要衝として栄えた守山の地で、旅人や地元の人々の喉を潤し、活力を与えてきた地酒。 現在は幻となりましたが、その名は守山の醸造史を彩った繁栄の象徴として記憶されています。
道灌
どうかん「道灌(どうかん)」は、江戸城を築いた武将・太田道灌の名を冠した、太田酒造の誇り高き銘柄です。 能登杜氏・梶塚秀男氏が醸す、山廃仕込み特有の深みのある旨味とキレの良さが特徴。 武士道の精神を酒造りに投影し、伝統の技を守りながらも時代に即した品質を追求しています。 東海道草津宿の歴史と共に歩んできた、文武両道の精神を感じさせる気品ある一本です。