新潟県の日本酒銘柄一覧
菊水
きくすい EC菊水は蔵の名を冠する主力銘柄で、特に缶入り生原酒「ふなぐち一番しぼり」で全国的な名声を確立しています。 3年の研究開発を経て誕生したこの缶入り生原酒は、本醸造・無濾過・無加水の生原酒を、遮光性に優れたアルミ缶で全国どこでも新鮮に楽しめるようにした革命的な製品です。 100%新潟産米を70%精米し、アルコール度数19%という力強い酒質ながら、フレッシュでフルーティーな味わいと豊かなフルボディの旨味が特徴で、缶内で熟成が進むことで味わいの変化も楽しめます。 日常飲みから旅行、アウトドアまで、生原酒をどこでも手軽に楽しめるようにした文化的インパクトは計り知れず、50年以上にわたり愛され続ける国民的ブランドとして日本酒界に君臨しています。
AWANAMA
あわなまAWANAMAは産学官連携コンソーシアムにより開発された革新的な発泡性にごり生酒で、日本酒の技術革新を象徴する銘柄です。 高圧処理技術により加熱殺菌なしで生酒の鮮度を保ち、常温流通と輸出を可能にした画期的な技術を採用しています。 純米吟醸の生酒で、DNPの機能性フィルムPETボトルに伝統的な麻の葉切子模様を施したデザインはイタリアのA' Design Awardを受賞し、最先端技術と伝統美、機能性が融合した、日本酒の海外展開に新しい可能性を示す銘柄です。
初花
はつはな初花は新発田市の加治川沿いの桜にちなんで命名された銘柄で、「主張よりバランス」という哲学を体現しています。 過度に香りが高すぎず、甘すぎず、酸が強すぎない、調和のとれた味わいが特徴で、家庭料理との相性を重視した理想的な晩酌酒として、日常的に飲み飽きしない上品な洗練を持つ銘柄です。
金升
かねます EC金升は蔵の名を冠する伝統的な主力ブランドで、蔵の遺産とアイデンティティを体現しています。 新発田の伝統的な酒造りを継承する正統派の銘柄です。
市島
いちしま EC市島は創業家の家名を冠した歴史的なブランド名で、230年以上の遺産を体現しています。 蔵の原点と伝統を今に伝える、歴史的価値を持つ銘柄です。
王紋
おうもん EC王紋は4代目・市島長松氏がドイツ留学で触れたヨーロッパの王室紋章とワイン農園に着想を得て生み出した銘柄で、現在の社名にもなった蔵の主力フラッグシップブランドです。 プレミアムな位置づけと歴史的な重みを持ち、体験型酒蔵リゾート「呉階杞」など蔵の変革をリードする革新的な取り組みとともに、伝統と革新が融合した蔵の姿勢を象徴する銘柄です。 他にも「夢」「かれん」といったブランドも展開し、多様な魅力を持つ銘柄群を生み出しています。
しうんの光
しうんのひかりしうんの光は「紫雲の光」という神秘的な名前を持つ限定生産銘柄で、特別な日のための高級ラインです。 吉兆とされる紫雲が放つ光のような、華やかで気品ある味わいが特徴で、大吟醸クラスの贅沢な造りです。 新発田の歴史と文化を象徴する、縁起の良い特別な銘柄として珍重されています。
ふじの井
ふじのいふじの井は「不二の井戸」という尽きることのない水で知られる名井に由来する銘柄で、「地の水、地の米、地の技」という「オール新潟」の理念を体現しています。 岩船産の「越淡麗」や「五百万石」といった厳選された新潟産酒米を使用し、「不二の井戸」の軟水が生み出す独特の醸造環境で、芳醇でまろやかな味わいを実現しています。 大吟醸「凱」は最高峰に位置付けられ、酒造好適米を40%まで磨き、長期低温発酵により優雅な香りと気品ある味わいを実現し、IWC2025で金賞を受賞しています。 高橋留美子氏(うる星やつら、めぞん一刻、らんま1/2など)の人気漫画キャラクターをラベルに取り入れたコラボレーションシリーズは、この蔵を全国的に知らしめた革新的な取り組みで、伝統的な酒質とモダンなポップカルチャーを融合させた、新しい日本酒の楽しみ方を提案する銘柄です。
北翔
ほくしょう EC北翔は大洋酒造が醸す地域密着型の銘柄で、北国新潟の風土を表現した日本酒です。 朝日山系の雪解け水による軟水仕込みと新潟県産米を使用し、地元の食文化に寄り添う味わい設計が特徴です。 「北の大地に翔ける」という力強いイメージを持つ銘柄名の通り、しっかりとした味わいと爽快な後味を併せ持つ、飲みごたえのある酒質に仕上げられています。
越乃松露
こしのしょうろ EC越乃松露は大洋酒造が手掛けるプレミアムラインの銘柄で、松露(トリュフ)のような希少性と高級感を表現した日本酒です。 厳選された新潟県産米を高精白し、低温長期発酵により丁寧に醸された、エレガントな香りと繊細な味わいが特徴です。 特別な日の贈り物や記念日に選ばれることが多く、大洋酒造の技術力の高さを示す銘柄として位置づけられています。
越の魂
こしのたましい越の魂は「越後の魂」を銘柄名に掲げ、新潟県人の誇りと精神を体現した大洋酒造の銘柄です。 越後の厳しい自然環境で培われた忍耐強さと、温かい人情を日本酒に表現することを目指しています。 新潟県産米100%使用にこだわり、伝統的な醸造技法を守りながら、力強くも優しい味わいを追求しています。 骨太でしっかりとした酒質ながら、口当たりは柔らかく、米の深い旨味が広がる満足感のある仕上がりです。 地元の郷土料理から濃い味付けの料理まで幅広く対応し、新潟の魂を感じさせる骨格のしっかりとした日本酒です。
大洋盛
たいようざかり EC大洋盛は社名変更時(1950年)の主力ブランドで、14の蔵元の統合された遺産を象徴するフラッグシップです。 まろやかな口あたりでスッキリとした味わいが特徴で、フルーティーながらキレもしっかりと感じられ、どんな食事も引き立たせる日本酒として設計されています。 全量新潟県産米(越淡麗、たかね錦、五百万石)を日本酒の種類に合わせて使い分け、地元三面川の伏流水を使用することで、やわらかくまろやかな口あたりを実現しています。 代表商品の大吟醸は新潟県開発酒米「越淡麗」を40%まで精米して使用し、村上地域限定酒「紫雲」は定番の晩酌酒として地元で長年愛されています。 新潟の伝統的な淡麗辛口のスタイルを持ちながら、食事との相性を最優先に設計された、14の蔵の伝統が融合した銘柄です。
雪先花
せっせんか雪先花は雪解けを待つ早春の花を表現した詩的な銘柄で、大洋酒造の季節限定シリーズの一つです。 新潟の長い冬から春への移ろいを表現し、華やかな香りと軽やかな口当たりが特徴で、春の山菜料理や白身魚との相性が抜群です。 雪国新潟の季節感を大切にした、春の訪れを祝う縁起の良い銘柄として親しまれています。
鄙願
ひがん鄙願は「田舎の願い」という意味を持つプレミアム限定流通酒で、大洋酒造と酒販店「酒星野」が20年以上かけて共同開発した銘柄です。 特約店限定流通により品質管理を徹底し、純米吟醸を中心に展開され、穏やかな吟醸香と米の旨味のバランスが絶妙です。 田舎(鄙)から都会へ向けて、本物の日本酒文化を伝えたいという願いが込められた、知る人ぞ知る通好みの銘柄です。
無想
むそう無想は「無限の想い」という哲学的コンセプトを持つ限定流通銘柄で、禅の思想にインスパイアされています。 心を無にして純粋に酒と向き合うという理念のもと、雑味を極限まで排除した透明感のある味わいが特徴です。 瞑想的な飲酒体験を提供する、精神性を重視した深い味わいの銘柄として、日本酒の哲学的側面を表現しています。
越後流
えちごりゅう EC越後流は伝統的な越後の醸造技法を表現する銘柄で、越後杜氏の流儀を現代に伝えています。 昔ながらの手造りの技法と、新潟の淡麗辛口スタイルを正統に継承し、米の旨味を引き出しながらもキレのある後味が特徴です。 越後の酒造りの「流儀」と「流派」を体現する、地域の醸造文化を守り続ける正統派の銘柄です。
日本国
にほんこく日本国は新潟・山形県境にそびえる日本国山(555m)に由来する銘柄で、山麓の吉祥清水を仕込み水に使用しています。 大胆な愛国的ネーミングと地理的意義を持ち、県境の地域性を活かした独自の味わいを追求しています。 山の恵みである清冽な水を活かした、すっきりとした飲み口と深い味わいが特徴で、国境の山が育む水と米の力を表現した、地域のランドマークを冠する誇り高い銘柄です。
鈴ヶ瀧
すずがたき鈴ヶ瀧は大洋酒造が醸す銘柄で、地元村上の名瀑に由来する名を持つ日本酒です。 清冽な瀧の水のように、透明感があり爽やかな味わいが特徴で、村上の自然の恵みを表現した銘柄です。 朝日連峰の雪解け水を仕込み水に使用し、新潟県産米100%で醸された、地域のテロワールを大切にした酒造りが特徴です。
越乃瀬波
こしのせなみ越乃瀬波は村上市の瀬波温泉にちなんだ銘柄で、温泉地の旅館や飲食店で愛される地域密着型の日本酒です。 温泉街での食事に合うよう設計された、やわらかな口当たりと穏やかな味わいが特徴で、旅の思い出と共に記憶に残る銘柄です。 日本海の海の幸と山の幸が豊富な村上の食文化に寄り添い、料理の味を引き立てる食中酒として親しまれています。
雪華光
せっかこう雪華光は大洋酒造が醸す詩的な銘柄で、雪の結晶が光に照らされる美しさを表現した日本酒です。 雪深い村上の冬の情景を思わせる、繊細で華やかな味わいが特徴で、特別な日の一杯として選ばれることが多い銘柄です。 低温長期発酵により丁寧に醸され、上品な吟醸香と透明感のある味わいが調和した、大洋酒造の技術力を示す作品です。