喜久水酒造
廃業
きくすいしゅぞう
| 名前 | 喜久水酒造 |
|---|---|
| ふりがな | きくすいしゅぞう |
| 住所 | 秋田県 能代市 万町6-37 |
| TEL | 0185-52-2271 |
| FAX | 0185-54-1553 |
| Web | http://kikusuisyuzo.com |
喜久水酒造は明治8年に初代平澤喜三郎が秋田県能代市に創業しました。藩政時代にはこうじ屋を営んでおり、その前身は弘化年間まで遡ります。
創業当時から「喜三郎の酒」として地元の酒豪たちに親しまれ、「日本の御国と共に祝うべし、幾千代くめどつきぬ喜久水」という歌から名付けられた「喜久水」の名が浸透したのは大正時代に入ってからです。
喜久水酒造の最大の特徴は、旧奥羽本線の鉄道用地下トンネル跡地(明治33年竣工、昭和46年廃止の旧第一鶴形隧道)を日本酒...
喜久水酒造は明治8年に初代平澤喜三郎が秋田県能代市に創業しました。藩政時代にはこうじ屋を営んでおり、その前身は弘化年間まで遡ります。
創業当時から「喜三郎の酒」として地元の酒豪たちに親しまれ、「日本の御国と共に祝うべし、幾千代くめどつきぬ喜久水」という歌から名付けられた「喜久水」の名が浸透したのは大正時代に入ってからです。
喜久水酒造の最大の特徴は、旧奥羽本線の鉄道用地下トンネル跡地(明治33年竣工、昭和46年廃止の旧第一鶴形隧道)を日本酒の貯蔵庫として活用していることです。
平成9年にJRから購入し酒の貯蔵庫として使用を開始した煉瓦造りの歴史的トンネルは約100メートルの長さがあり、年間を通じて自然に12度を保つ電気を一切使わない巨大な天然冷蔵庫として約6万本の日本酒を貯蔵できます。
平成12年には国の登録有形文化財に登録され、煉瓦のトンネルと周囲の緑の山々により温度が自然に保たれる環境は喜久水酒造独自の強みでした。
「能代の地域に深く根ざし、より良質な酒を造る」ことに重点を置き、地元の契約農家との密接な関係を保ちながら良質な酒米を生産してきましたが、令和6年11月に事業を停止し破産手続きに入りました。
地図: