銘柄一覧
ちえぶくろ
ちえぶくろ「ちえぶくろ」は、相田酒造店が醸造していた、親しみやすい名の銘柄です。「知恵袋」を意味するその名は、生活の知恵や豊かな時間を分かち合う酒という思いが込められていたのかもしれません。かつて小田原の地で日常の潤いとして愛されましたが、現在は製造されていません。蔵の廃業と共に姿を消した、懐かしい時代の温もりを伝える銘柄です。
舞姿
まいすがた「舞姿(まいすがた)」は、かつて南足柄の舞姿酒造によって醸されていた、その名の通り舞を舞うような優雅で気品ある味わいを目指した銘柄です。足柄平野を潤す清らかな水と、地元で育まれた米が融合し、地域の祝宴や団らんのひとときを華やかに演出してきました。現在は蔵元の廃業により製造は行われていませんが、その雅な響きは、丹沢の山々を背景にしたかつての醸造風景と共に、地元の日本酒ファンの記憶に今も鮮やかに残っています。
蜂龍盃
はちりゅうはい「蜂龍盃(はちりゅうはい)」は、300年を超える森山酒造の歴史と誇りを継承する伝統ブランドです。その名は中国の古事に由来し、「あまりの美味しさに蜂ですら酔いしれる」という意味を込めて名付けられました。長年、愛知県の山間部で愛されてきたこの酒は、小田原に拠点を移した後もその本質を変えることなく、徹底した温度管理の下で醸されています。最大の特徴は、伝統的な手法による「深いコクと鋭いキレ」を併せ持つ辛口の味わい。料理の引き立て役として、また時代を超えて愛される普遍的な旨さを追求した、まさに「温故知新」を体現した銘柄です。
HINEMOS
ひねもす「HINEMOS(ひねもす)」は、日本酒を「時間」という新しいレンズで切り取った、森山酒造が世界へ提案するイノベーティブ・ブランドです。PM7:00からAM2:00まで、それぞれの時間帯の雰囲気や食事のシーンに合わせた多彩な味わいを展開。「SHICHIJI(7時)」は泡、 「HACHIJI(8時)」はにごり…といったように、時刻を冠したボトルには、その瞬間を彩るための最高の技術が注ぎ込まれています。洗練されたデザインのボトルは、特別な日のギフトや自分へのご褒美に最適。日本酒の枠を超えたクリエイティブな発想で、「その時の、そばに。」というメッセージを体現し、日常のひとときを忘れられない時間へと変えてくれる、日本酒の未来を担う銘柄です。
天青
てんせい「天青(てんせい)」は、熊澤酒造の魂を込めた主要ブランドです。その名は、古代中国の五代王が理想の磁器の色に寄せた言葉「雨過天青雲破処(雨が上がった後の雲の切れ間にのぞく、澄み渡るような青空)」に由来します。その言葉が示す通り、磁器のように気高く、一点の曇りもない澄み切った味わいを追求しています。湘南の豊かな食文化を背景に、特に新鮮な魚介類との相性を究めた「究極の食中酒」として設計されています。口当たりは滑らかでいて、後半にスッと消える鮮やかなキレが特徴。まるで湘南の爽やかな風を感じるような、モダンで洗練された透明感あふれる銘柄です。
熊澤
くまざわ EC「熊澤(くまざわ)」は、蔵元の姓をそのまま冠した、熊澤酒造の揺るぎない自信と誇りを象徴するブランドです。明治初期の創業から150年、湘南の地で受け継がれてきた伝統製法と、現在の蔵人の技術が見事に融合しています。湘南唯一の酒蔵として「地元の人々に愛されること」を第一に考え、米の芳醇な旨味を主役に据えつつ、毎日飲んでも飽きのこないクリアな喉越しを追求しています。まさに蔵のアイデンティティそのものであり、伝統を背負いながら未来へと歩み続ける意思を感じさせる、力強くも優しい銘柄です。
鎌倉栞
かまくらしおり鎌倉栞は熊澤酒造が醸す銘柄で、古都鎌倉の歴史と文化をイメージした日本酒です。 「栞」という名前には、鎌倉を訪れる人々の思い出の一端となるようにという願いが込められています。 湘南エリアの観光地としての特性を活かし、鎌倉という地域性を表現した銘柄として展開されています。
湘南
しょうなん EC「湘南(しょうなん)」は、その誇り高い名を冠し、地域の豊かなアイデンティティを体現するブランドです。湘南唯一の蔵元として、この土地を愛する人々、そしてこの地を訪れるすべての人々へ捧げる「青い海と空」のような開放感あふれる味わいを目指しています。新鮮な地魚の刺身や、湘南しらすといった地元の海の幸を最高に引き立てる、清涼感あふれるキレが最大の魅力。地元に根ざし、地域の風土そのものを醸すという信念が込められた、湘南そのものを味わえる銘柄です。
曙光
しょこう「曙光(しょこう)」は、夜明けの光を意味するその名の通り、清々しい希望と新しさを感じさせるブランドです。熊澤酒造の輝かしい歴史の中で、常に次世代の日本酒を見つめる「夜明け」のような存在でありたいという思いが込められています。軽やかで透明感のある味わいは、新しい一日の始まりや、大切な門出の祝杯にふさわしい爽やかさを備えています。飲む人の心を明るく照らすような、澄み渡る旨味。湘南の地から新しい日本酒の光を届ける、清純で誇り高い銘柄です。
四季の箱根
しきのはこね「四季の箱根(しきのはこね)」は、箱根の玄関口に近い松田町で醸される、観光地・箱根の豊かな自然と風情を日本酒で表現した銘柄です。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、そして冬の雪景色。訪れる人々が目にする箱根の四季を、そのまま杯の中に閉じ込めたような、華やかでいて落ち着きのある味わいが特徴です。旅の思い出を語らうひとときに寄り添う酒として、地元はもちろん箱根を訪れる観光客からも広く親しまれています。箱根の清らかなイメージそのままの、澄んだ旨味を楽しめる地酒です。
松みどり
まつみどり EC「松みどり(まつみどり)」は、中沢酒造の長い歴史を支え続けてきた不変の代表ブランドです。丹沢の山々から流れ出る清冽な水と、職人の手仕事によって醸される味わいは、米の旨味を最大限に引き出した豊潤さが特徴です。地元・松田町の豊かな自然と松の木の瑞々しさをイメージしたこの銘柄は、食中酒として抜群の安定感を誇り、世代を超えて地域に愛されてきました。近年では幻の酵母「S.tokyo」を全量用いた新たなラインナップも加わり、伝統という土台の上に瑞々しい挑戦が息づく、蔵のアイデンティティを語る上で欠かせない銘柄です。
S.tokyo
エス トーキョー(えすとうきょう)「S.tokyo(えすとうきょう)」は、100年の時を超えて復活した「奇跡の酵母」に光を当てた、中沢酒造の最前線を示すブランドです。大正時代に発見された日本最古級の酵母「Saccharomyces tokyo NAKAZAWA」を用い、現代の酒造りとは一線を画す「中温・短期間発酵」という伝統的手法で醸されます。ワイングラスに注げば、優雅な甘みと、まるで白ワインのようなキリッとした酸味のハーモニーが、これまでの日本酒のイメージを鮮やかに塗り替えてくれます。アルコール度数は13〜14度と控えめで、初心者や若者、食の最前線をゆくレストランのシェフたちからも注目を集める、まさに「温故知新」の極致をゆくイノベーティブ・ブランドです。
亮
りょう「亮(りょう)」は、十一代目蔵元・鍵和田亮の名を冠し、氏の飽くなき探究心と感性を詰め込んだ、蔵元渾身のパーソナル・ブランドです。中沢博士と蔵元、双方が名前に持つ「亮」という文字には、物事を明るく照らすという意味があります。その名の通り、このブランドは蔵の未来を照らす存在として、特定の条件や希少な米にこだわった少量生産のプレミアムな日本酒として展開されています。一本一本に宿る、蔵元の並々ならぬ情熱。伝統という重圧を軽やかにこえてゆくような、自由で透明感のある味わいが特徴です。
箱根七福神
はこねしちふくじん「箱根七福神」は、箱根に息づく七福神信仰をモチーフにした、縁起のよい特別純米酒ブランドです。箱根の旅の道中、訪れる人々に福が訪れるようにという願いを込めて醸されています。爽やかな香りとスッキリとした辛口の味わいがバランスよく共存しており、和食はもちろん、箱根の温泉旅館で振る舞われる多様な料理と華やかに調和します。箱根の清らかな水を感じさせる透明感のある旨味は、旅の思い出やお土産としても喜ばれる、まさに幸せを運ぶ「縁起酒」です。
夢高尾
ゆめたかお「夢高尾(ゆめたかお)」は、足柄の豊かな大地で、輝かしい未来の夢を語り合えるような酒でありたい、という蔵の想いが込められたブランドです。高尾という地名に宿る穏やかな風土を表現するため、米の芯にある上品な甘みを大切に引き出しています。柔らかく、喉元で優しく広がるその余韻は、穏やかな日常の団らんや、大切な人への贈りものに最適です。伝統の技が織りなす「夢」を一杯の酒に託し、飲む人の心を和ませてくれる優美な日本酒です。
左岸
さがん「左岸(さがん)」は、富士山麓から足柄平野を貫いて流れる、母なる川「酒匂川」の左岸に位置する蔵のアイデンティティを表現した銘柄です。川の流れのように力強く、かつ澄み渡るような透明感を追求しています。厳選された原料米と、左岸の地質が育んだ豊かな伏流水が融合し、適度なミネラル感が心地よいキレを生み出しています。その名の通り、特定の土地の風景を杯に映し出し、地域と共に生きる蔵の自負を感じさせる、個性あふれる食中酒です。
箱根山
はこねやま EC「箱根山(はこねやま)」は、井上酒造が世界へ向けて発信する、蔵の威信をかけた名実ともにトップブランドです。明治時代、当時はまだ珍しかった欧州への輸出を目指して商標登録されたこの名は、日本の名峰・箱根の雄大さを世界に伝える使者としての役割を担ってきました。酒匂川の清烈な硬水がもたらす「深みのあるコク」と「鮮やかなキレ」が最大の持ち味。伝統的な手造りの技法によって、米本来の力を最大限に引き出し、品格のある香りとしっかりとした骨格を持つ日本酒に仕上げられています。国内外のコンクールで数々の受賞歴を誇り、箱根の美食を彩る至高の一杯として、世界中のSAKEファンに愛され続けています。
箱根薔薇
はこねばら「箱根薔薇(はこねばら)」は、箱根の地に自生し、美しく咲き誇る希少な「サンショウバラ(別名・箱根バラ)」をイメージした、華やかでロマンチックなブランドです。単に名を冠するだけでなく、この箱根バラから採取された特別な「花酵母」を使用して醸されており、グラスに注いだ瞬間に広がる気品あふれるフローラルな香りが最大の特徴です。優しく軽やかな甘みと、花びらが舞うような華やかな余韻は、まさに「箱根の美」を体現した味わい。特別な記念日や、華やかな食卓を彩る一杯として、多くの人々の心を魅了しています。
推譲
すいじょう「推譲(すいじょう)」は、小田原が生んだ偉大な農政家・二宮尊徳の教えである「推譲の精神(自分の利益を他者や未来へ譲る心)」をブランド名に冠した、哲学的な深みを持つ銘柄です。その名の通り、主張しすぎることなく、他を引き立てる謙虚な味わいの中に、確かな品質と職人の信念が宿っています。酒匂川の水を活かしたキレの良さと、米の素直な旨味が調和しており、飲むほどに心に染み入るような滋味深さが特徴。地域の文化と精神を次世代へ繋ぐ一献として、真摯な酒造りを象徴する銘柄です。
仙鳴郷
せんめいきょう「仙鳴郷(せんめいきょう)」は、箱根の深い山々が連なり、まるで仙人が住まう理想郷のような静寂と美しさを湛えた情景をブランド名に託した日本酒です。足柄の豊かな自然が育んだ上質な米と、酒匂川の伏流水という最高の素材を用い、静寂の中でじっくりと時をかけて醸されます。その味わいは、まさに理想郷の空気のように澄み渡り、体にじんわりと染み渡るような優しい旨味が特徴。箱根の奥深い自然が奏でる調べをそのまま杯に写し取ったような、穏やかで気品あるひとときを提供してくれる銘柄です。