「平山酒造店（ひらやましゅぞうてん）」は、1871年（明治4年）に創業し、栃木県大田原市で150年以上の歴史を刻む伝統ある酒蔵です。初代が地元の良質な米と水に恵まれたこの地のポテンシャルを確信し、それまでの仲買業から転じて酒造りを始めたことがその歩みの始まりです。
那須野が原の広大な自然が育む清冽な伏流水を仕込み水に使用し、地元栃木県産の酒米を丁寧に磨き上げて醸されます。小規模ながらも「実直な手造り」にこだわり、地域の食文化や気候に寄り添いながら、米の旨味を最大限に引き出した誠実な日本酒を追求してきました。
主力銘柄「藤の盛（ふじのもり）」は、地域の風景や繁栄への願いを込めた名を持ち、地元大田原市を中心に長く愛され続けています。伝統を守りながらも、一口飲めば心和む、温もりと誠実さが伝わる一滴を醸し続ける蔵元です。