奥田酒造店
| 名前 | 奥田酒造店 |
|---|---|
| ふりがな | おくたしゅぞうてん |
| 住所 | 秋田県 大仙市 協和境字境113 |
| TEL | 018-892-3001 |
| FAX | 018-892-2799 |
| Web | http://www.chiyomidori.com |
奥田酒造店は延宝年間(1673-1681年)に創業された350年以上の歴史を誇る秋田県屈指の老舗酒造で、秋田県大仙市協和地域に位置します。現在の蔵元・奥田重徳氏と妻のみで営む夫婦経営の小規模な蔵ですが、長い歴史が育んだ伝統と貴重な蔵つき酵母を守り続けています。
奥田酒造店の最大の特徴は、蔵つき酵母「MS3」の使用です。MS3は奥田酒造店の蔵の天井の梁から採取された貴重な酵母で、350年以上の歴史を持つ蔵ならではの個性を生み出しています。この...
奥田酒造店は延宝年間(1673-1681年)に創業された350年以上の歴史を誇る秋田県屈指の老舗酒造で、秋田県大仙市協和地域に位置します。現在の蔵元・奥田重徳氏と妻のみで営む夫婦経営の小規模な蔵ですが、長い歴史が育んだ伝統と貴重な蔵つき酵母を守り続けています。
奥田酒造店の最大の特徴は、蔵つき酵母「MS3」の使用です。MS3は奥田酒造店の蔵の天井の梁から採取された貴重な酵母で、350年以上の歴史を持つ蔵ならではの個性を生み出しています。この酵母で醸された酒は、爽やかな吟醸香とやさしい口当たりが特徴で、日本酒初心者にもおすすめできる親しみやすさを持っています。
主要銘柄「千代緑」は、初代蔵元が初夏の緑美しい山々を見て詠んだ「若葉映える 四方の山々千代緑」という一句に由来し、千代に続く緑の美しさと永遠の自然の恵みへの感謝が込められています。「やさしく、穏やか」な味わいを目指し、素材の良さが最大限引き出されています。
原料米は地元の若手専業農家に契約栽培してもらった「秋田酒こまち」「美山錦」「吟の精」「美郷錦」を使用し、山田錦を除く酒造好適米のほぼ全量が地元産です。地域の農家との緊密な協力関係のもと、顔の見える米作りを実践し、協和地域のテロワールを体現しています。
仕込水には奥羽山系の良質な水を使用し、多雪寒冷な秋田の気候という恵まれた環境の中で醸されています。
蔵は国の登録有形文化財にも指定されており、歴史的な建造物の中で伝統的な酒造りが続けられています。18代目蔵元・奥田重徳氏が杜氏も兼任する夫婦経営という小規模体制でありながら、350年以上の伝統と蔵つき酵母MS3という貴重な財産を守り、地域に根ざした丁寧な酒造りを続けている、秋田の老舗を代表する酒造です。