木下酒造は京丹後久美浜の地で創業した歴史ある酒蔵で、地酒「玉川」の醸造元です。蔵の隣に川上谷川という清流が流れており、その川が小石で敷き詰められたように見える清流であったことから「玉川」と名付けられました。
日本初の外国人杜氏であるフィリップ・ハーパー氏が酒造りを手がけており、国際的にも注目される蔵元となっています。ハーパー氏はオックスフォード大学卒業後、JETプログラムで来日し、南部杜氏資格を取得した後、初年度に全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。
ハーパー氏の酒造りの特徴は、時間軸と温度帯で変わる味の変化を日本酒の魅力ととらえ、「熟成に耐えうる丈夫な酒」を作り込んでいることと、味の軸を「旨み」においていることです。
酵母無添加の「生もと」「山廃もと」造りをスタートし、「自然仕込」と銘打ち、その個性的な味わいで知名度アップに貢献しました。
「Ice Breaker（アイスブレーカー）」「Time Machine（タイムマシーン）」など、これまでの日本酒の概念を覆す新しい商品を開発し、伝統技法を受け継ぐ日本酒造りと革新的なアプローチを融合させています。