白藤酒造店
| 名前 | 白藤酒造店 |
|---|---|
| ふりがな | はくとうしゅぞうてん |
| 住所 | 石川県 輪島市 鳳至町上町24 |
| TEL | 0768-22-2115 |
| FAX | 0768-22-5524 |
| Web | http://www.hakutousyuzou.jp |
株式会社白藤酒造店は石川県輪島市鳳至町上町に位置する、1722年創業の歴史ある酒蔵です。
享保7年に廻船問屋として創業し、質屋を経て江戸時代末期頃より酒造りを始めました。問屋時代の屋号である「白壁屋」と重陽の節句の「菊酒」から「白菊」と名づけられましたが、同じ酒名の酒と区別するため「奥能登の白菊」としました。
現在は能登杜氏のもとで学んだ9代目蔵元夫婦、白藤喜一氏と麹づくりを担当する奥様の暁子氏が二人三脚で、わずか150石(一升瓶換算で約1...
株式会社白藤酒造店は石川県輪島市鳳至町上町に位置する、1722年創業の歴史ある酒蔵です。
享保7年に廻船問屋として創業し、質屋を経て江戸時代末期頃より酒造りを始めました。問屋時代の屋号である「白壁屋」と重陽の節句の「菊酒」から「白菊」と名づけられましたが、同じ酒名の酒と区別するため「奥能登の白菊」としました。
現在は能登杜氏のもとで学んだ9代目蔵元夫婦、白藤喜一氏と麹づくりを担当する奥様の暁子氏が二人三脚で、わずか150石(一升瓶換算で約15,000本)余りと少量生産に徹し、大変丁寧な酒造りに熱心に取り組んでいます。
優しい香りと繊細な甘み、滑らかな余韻のバランスが秀逸で、能登の温かいもてなしの心を表現した日本酒として知られています。2017年には全日本空輸(ANA)の国際線ファーストクラス提供酒にも選ばれるなど、国内外で高く評価されています。
平成19年(2007年)3月25日に発生した能登半島地震で、震度6強という激しい揺れに見舞われ、蔵の建物は一部を残してほぼ全壊、仕込んでいた酒も逸失する大変な被害に遭いましたが、同年には一部を残し新築し復興を遂げました。2024年の元旦に発生した能登半島地震でも蔵の大部分が倒壊し、伝統的な酒造設備が破損する甚大な被害を受けましたが、復興に向けて歩み続けています。