川端酒造は行田市佐間に位置し、創業者・川端七右衛門が良質な水と米に恵まれた旧忍藩の城下町で酒造りを開始したことに始まります。150年以上の歴史を持つ蔵元です。
母屋と蔵の大部分は檜・杉材で建てられた江戸時代の建築物で、歴史的な建造物を大切に保存しながら酒造りを続けています。この建物自体が地域の歴史的財産となっています。
利根川と荒川に挟まれた土地の良質な伏流水を井戸水として使用し、この軟水の特性を活かした柔らかく優しい味わいの酒造りを実践しています。
少人数で手造りの酒造りを実践しており、全工程を手作業で丁寧に醸造することで、きめ細やかな品質管理を実現しています。大量生産ではなく、丁寧な酒造りに徹することが特徴です。
唯一の代表銘柄「桝川」は、山田錦などの酒造米を使用し、2011年と2012年（100周年記念大会）に全国新酒鑑評会で金賞を受賞した実力を持ちます。
少量生産のため毎年完売し、地元の酒販店や飲食店でのみ販売されています。地域限定流通により、地元行田市に根ざした酒造りを貫いています。