菊の里酒造（きくのさとしゅぞう）は、慶応2年（1866年）に創業した、栃木県大田原市に位置する酒蔵です。那須連山の雄大な自然に囲まれた「那須野が原」の北端にあり、清冽な伏流水と豊かな土壌に恵まれた環境で酒造りを続けています。小規模ながらも「透明感」と「食との調和」を極限まで追求する、職人魂あふれる蔵元です。
主力ブランド「大那（だいな）」は、地元大田原の「大」と那須の「那」を合わせた名前で、まさにこの土地の恵みを凝縮した一本です。米本来の旨味を活かしつつ、食事を邪魔しない究極の「食中酒」を目指し、近年では国内外の高級レストランや日本酒専門店で高い支持を得ています。
伝統的な技法を大切にしながらも、現代の食卓に寄り添う洗練された酒質は、若き8代目蔵元の情熱によって支えられています。那須の風土をそのまま瓶に詰め込んだような、優しくも凛とした味わいを届けています。