大瀧酒造はさいたま市見沼区膝子に位置する蔵元で、武蔵野の面影を残す自然環境の豊かな地域で酒造りを営んでいます。
仕込み水には地下深く流れる利根川水系の良質な軟水を使用し、この水の特性を活かした柔らかく口当たりの良い酒質を実現しています。利根川水系の伏流水は埼玉県の酒造りに適した軟水として知られ、まろやかで優しい味わいを生み出す源となっています。
南部杜氏の伝統技術を受け継ぎ、四十数年にわたって磨き上げられた職人技で丁寧な酒造りを実践しています。南部流の伝統的製法と現代的な品質管理を融合させ、安定した高品質な日本酒を醸造しています。
代表銘柄「九重桜」では芳醇辛口のスタイルを確立し、飲み応えがありながら飲み飽きない酒造りを特徴としています。純米酒はキリッとした喉越しとじわっと広がる味と香りが特徴で、広島八反錦を使用しキレのある味わいを実現し、純米吟醸はまろやかなやや甘口、大吟醸は軽やかですっきりとした飲み口と、幅広いラインナップで多様な嗜好に応えています。
地域密着型の「鷲泉」も展開し、地元埼玉県での日常の晩酌から特別な日の食卓まで、幅広いシーンで親しまれる酒造りを続けています。