株式会社清水酒造店は石川県輪島市河井町に位置する、1862年創業の歴史ある酒蔵です。
文久2年の幕末に創業し、現在は5代目が蔵を継承しています。創業者は珍しく杜氏出身で、酒造りの技術を深く理解した上で蔵を興しました。代表銘柄は「能登誉」と「奥能登輪島千枚田」で、輪島の地酒として長年親しまれています。
「能登誉」は能登を代表する誉れ高い酒になるようにという願いを込めて命名されました。「奥能登輪島千枚田」は輪島の著名な観光地である千枚田にちなんで名付けられ、蔵元自らが千枚田で米を栽培し、その米を使用して酒を醸すという独自の取り組みを行っています。
金沢局酒類鑑評会で10回以上の金賞受賞、全国新酒鑑評会でも3回の金賞受賞という実績を持ち、品質の高さが評価されています。現在は蔵元自身が杜氏を務め、小規模ながら丁寧な酒造りを続けています。
千枚田での米作りから酒造りまで一貫して手掛ける姿勢は、真の地酒を追求する蔵元の理念を体現しています。