横田酒造は行田市桜町に位置する老舗蔵元で、近江商人・横田庄右衛門が良質な水を求めてこの地に酒蔵を開いたことに始まります。
代表銘柄「日本橋」は、創業者が江戸の日本橋の酒問屋で修業したことに由来し、「初心忘るべからず」という思いを込めて命名されました。埼玉県にありながら「日本橋」という名を200年以上守り続けている伝統ある銘柄として知られています。
輝かしい受賞歴を誇り、全国新酒鑑評会で22回の金賞受賞、南部杜氏自醸清酒鑑評会で50回優勝という実績を持ち、技術力の高さを証明しています。
地域との結びつきを大切にし、「行田育ち」では行田市制65周年記念酒として誕生し、さけ武蔵を100%使用した地産地消の日本酒を展開。地元行田で育った酒米で醸すことで、地域の風土を表現しています。
「浮城」は行田市の忍城にちなんで命名され、石田三成の水攻めにも落ちなかった忍城の逸話を継承し、地域の歴史と文化を日本酒を通じて伝えています。
伝統と革新を両立させ、長い歴史に培われた技術と地域への愛着を持って酒造りを続ける蔵元です。