刈穂酒造
| 名前 | 刈穂酒造 |
|---|---|
| ふりがな | かりほしゅぞう |
| 住所 | 秋田県 大仙市 神宮寺字神宮寺275 |
| TEL | 0187-72-2311 |
| FAX | 0187-72-2311 |
| Web | http://www.igeta.jp/about-kariho |
刈穂酒造は秋田県大仙市に位置し、秋田清酒株式会社のグループ蔵として伝統ある酒造りを継承しています。「刈穂」の名は、稲穂を刈り取る収穫の喜びと豊穣への感謝を表し、秋田の大地と米作り文化への敬意が込められています。
刈穂酒造の最大の特徴は、伝統的な「山廃仕込み」へのこだわりです。山廃仕込みは蔵つき乳酸菌の働きを活かして酒母を育成する製法で、通常の速醸仕込みよりも時間と手間がかかりますが、深い旨味とコク、複雑な酸味を生み出し、力強く飲みごたえのあ...
刈穂酒造は秋田県大仙市に位置し、秋田清酒株式会社のグループ蔵として伝統ある酒造りを継承しています。「刈穂」の名は、稲穂を刈り取る収穫の喜びと豊穣への感謝を表し、秋田の大地と米作り文化への敬意が込められています。
刈穂酒造の最大の特徴は、伝統的な「山廃仕込み」へのこだわりです。山廃仕込みは蔵つき乳酸菌の働きを活かして酒母を育成する製法で、通常の速醸仕込みよりも時間と手間がかかりますが、深い旨味とコク、複雑な酸味を生み出し、力強く飲みごたえのある酒質を実現します。
さらに全量を「酒槽(さかふね)しぼり」で搾る伝統を守り、もろみを酒袋に入れて酒槽で自然にゆっくり圧搾することで、香味のバランスが取れた上質な酒に仕上げています。
仕込水には奥羽山脈の伏流水を使用し、豊かな自然環境に恵まれた大仙市の風土を活かした酒造りを実践。酒米は秋田県産の酒造好適米(秋田酒こまち、美山錦など)を中心に、地元の契約栽培米や山田錦など多様な原料米を使い分けています。
刈穂の味わいは山廃仕込み特有の濃醇で力強い旨味が基調で、米の旨味がしっかりと感じられ、酸味がキレを与える骨太な酒質。冷やから燗まで幅広い温度帯で楽しめ、特に燗酒では山廃ならではの深い旨味が開きます。食事との相性が良く、特に味の濃い料理や鍋物、肉料理にもしっかり寄り添います。
秋田清酒グループの一員として品質管理と安定供給を実現しながら、伝統的な山廃仕込みと酒槽しぼりという職人技を守り続け、秋田県を代表する銘柄の一つとして全国の日本酒ファンに愛されています。