日の丸醸造
| 名前 | 日の丸醸造 |
|---|---|
| ふりがな | ひのまるじょうぞう |
| 住所 | 秋田県 横手市 増田町増田七日町114-2 |
| TEL | 0182-45-2005 |
| FAX | 0182-42-1337 |
| Web | https://hinomaru-sake.com |
日の丸醸造は元禄2年(1689年)に創業された、秋田県横手市大森地域の歴史ある酒造です。鳥海山や出羽丘陵に囲まれた雪深い内陸の盆地で、厳寒期には冷え込み、自然な低温発酵が可能となる、酒造りに恵まれた環境を活かしています。
仕込水には鳥海山麓の清らかな伏流水を使用し、地元の契約栽培米「秋の精」を全面的に採用するなど、地域密着型の酒造りを実践しています。
ブランドの中核を成す「まんさくの花」は、佐藤卯兵衛(まんさくじい)が春の野に咲く花のような...
日の丸醸造は元禄2年(1689年)に創業された、秋田県横手市大森地域の歴史ある酒造です。鳥海山や出羽丘陵に囲まれた雪深い内陸の盆地で、厳寒期には冷え込み、自然な低温発酵が可能となる、酒造りに恵まれた環境を活かしています。
仕込水には鳥海山麓の清らかな伏流水を使用し、地元の契約栽培米「秋の精」を全面的に採用するなど、地域密着型の酒造りを実践しています。
ブランドの中核を成す「まんさくの花」は、佐藤卯兵衛(まんさくじい)が春の野に咲く花のような酒を造りたいという願いから名付けられた銘柄で、花のような香りと味わいのバランスを追求し、上品な甘みと透明感のある味わいが特徴です。
日の丸醸造は「良い素材、丹精な造り、ひと手間かけた後熟成」という三本柱を基本方針とし、2010年より小規模蔵として徹底した手作業と少量仕込みに専念する方針転換を実施。2015年には従来の生産量の半分以下まで削減し、醸造タンク数を減らして全て吟醸造りに切り替え、量より質を追求する姿勢を明確にしました。
特に多彩な酒米(美山錦、美郷錦、山田錦、改良信交、吟の精、雄町、愛山、亀の尾、酒こまちなど)と多様な酵母(秋田流花酵母AK-1、協会6号系、同9号系、同10号系、同15号系、M310など)を組み合わせた商品開発を行い、多種多様な味わいを提供。火入れ酒だけでなく生酒、原酒、さらに発泡性の日本酒も製造しています。
品質管理にも妥協なく、全ての火入れ商品は冷蔵庫で低温瓶貯蔵し、酒質の劣化を防ぐために紫外線をカットする茶色い瓶を全面採用しています。
現在の蔵元兼杜氏である12代目佐藤譲治氏は「個性あるお酒を造ることで飲み手の好みに応え、食文化の選択肢を増やす」という理念のもと、伝統を尊重しながらも常に新しい試みに挑戦する姿勢で、秋田の酒造りに新風を吹き込んでいます。