羽根田酒造は文禄元年（1592年）創業で、山形県内最古の酒蔵として430年以上の歴史を誇ります。大山地方にある4つの蔵元の中で生産石数は最も少ないものの、歴史は最も長い蔵元です。
仕込み水には蔵の井戸水を使用し、手間のかかる「槽絞り」（ふねしぼり）を継続しています。旨みを逃さないための「全量瓶燗貯蔵」、炭を一切使用しない「無炭素ろ過」の酒造り、原料処理を丁寧にした少量仕込み、強い乾燥蒸気で米を蒸し、長期発酵の吟醸造りなど、伝統的な手法にこだわっています。
羽前白梅の酒はどっしりと飲み応えがあり濃醇な味わいが楽しめます。全品を無炭素濾過で出荷しており、酒本来の味わいの深さや旨味を大切にしています。雑味が少なく、米の旨味を感じられる上質な日本酒で、冷やはほどよい酸味があり、燗をつけると酸味が飛び、旨味とともに飲みごたえも増します。