農口尚彦研究所
| 名前 | 農口尚彦研究所 |
|---|---|
| ふりがな | のぐちなおひこけんきゅうしょ |
| 住所 | 石川県 小松市 観音下町ワ1番1 |
| Web | https://noguchi-naohiko.co.jp |
株式会社農口尚彦研究所は2017年11月に石川県小松市観音下町に新設された、日本酒業界の新しい形の蔵元です。
最大の特徴は、「酒造りの神様」「現代の名工」として表彰された農口尚彦杜氏の技術・精神・生き様を研究し、次世代に継承することをコンセプトとした研究所型の酒蔵であることです。農口尚彦は能登杜氏四天王の一人として日本最高峰の醸造家であり、銘酒菊姫、常きげんで通算50年に及ぶ杜氏生活を送り、全国新酒鑑評会では金賞連続12回、通算27回という...
株式会社農口尚彦研究所は2017年11月に石川県小松市観音下町に新設された、日本酒業界の新しい形の蔵元です。
最大の特徴は、「酒造りの神様」「現代の名工」として表彰された農口尚彦杜氏の技術・精神・生き様を研究し、次世代に継承することをコンセプトとした研究所型の酒蔵であることです。農口尚彦は能登杜氏四天王の一人として日本最高峰の醸造家であり、銘酒菊姫、常きげんで通算50年に及ぶ杜氏生活を送り、全国新酒鑑評会では金賞連続12回、通算27回という驚異的な受賞歴を持ちます。
2006年厚生労働省認定「現代の名工」、2008年黄綬褒章受章という栄誉に輝き、まさに「日本酒の神様」と称される存在です。研究所という名称は、農口杜氏の卓越した技術を科学的に分析・記録し、後世に伝承するという使命を表しています。
蔵内にはティスティングルーム「杜庵(とうあん)」とギャラリーが併設され、「杜庵」は裏千家ゆかりの小松市にちなみ茶室をイメージした寂空間として設計されています。仕込み水には白山の清らかな伏流水を使用し、酒造りに理想的な環境を整えています。
代表的な商品群は「農口五彩シリーズ」と呼ばれ、石川県の伝統工芸で定義されている五つの色彩を基調としています。本醸造から純米大吟醸まで、多くが無濾過生原酒として提供され、農口杜氏の技が生み出す瑞々しく力強い味わいが特徴です。
本醸造は洋梨のように瑞々しく爽やかな果実味、すっきりとした喉越しとミネラル感の絶妙なバランスを持つ食中酒として高く評価され、山廃の五百万石はオレンジのような甘酸っぱい柑橘系の香り、クリーミーなコクと優しい酸味が特徴です。
伝統的な杜氏制度の枠を超えた、新しい酒造りの形を提示する農口尚彦研究所は、日本酒文化の未来を切り開く革新的な存在です。