銘柄一覧
天品
てんぴん勇駒酒造が醸していた銘柄で、天の品を意味する格調高い名称です。 横手の酒造りの歴史を伝える銘柄の一つでしたが、時代の変化により蔵元の廃業に伴い製造終了となりました。
不老寿
ふろうじゅ日の丸醸造が手掛ける銘柄の一つで、縁起の良い名前が特徴です。 長寿を願う思いが込められた銘柄名として、贈答用にも適した日本酒です。
ゴールド秋田
ごーるどあきた秋田の名を冠した銘柄で、地域性を前面に打ち出した日本酒です。 日の丸醸造の多彩なブランドラインナップの一角を担っています。
秋田城
あきたじょう秋田の歴史的なシンボルである秋田城跡にちなんだ銘柄名です。 地域の歴史と文化を反映した命名となっています。
真人
まなびと日の丸醸造が手掛ける銘柄の一つで、「まなびと」という読みは、学びや成長を連想させる名称です。
まんさくの花
まんさくのはな ECNHK連続テレビ小説を機に誕生し、今や秋田を代表する美酒として全国にその名を轟かせる、日の丸醸造の主力ブランドです。 最大の特徴は、月ごとに異なる酒米と酵母の組み合わせで醸される、年間50種類以上という驚異のバリエーション。伝統を重んじつつも遊び心を忘れない蔵元の探究心が、お米ごとの個性を鮮やかに描き出しています。 全量瓶貯蔵による低温熟成が生み出す、まるで完熟したメロンや白桃のような上品な甘みときめ細やかな酸。その透明感溢れる美しい余韻は、春の野にいち早く咲く「まんさく」の花のように、飲む人の心に希望と喜びを咲かせます。
十文字
じゅうもんじ EC横手市十文字地区にちなんだ地域密着型の銘柄です。 日の丸醸造の多様なブランド展開の中で、地域とのつながりを大切にした命名となっています。
日の丸
ひのまる EC秋田藩主・佐竹公の家紋「五本骨の扇に日の丸」を蔵名として拝領した、330年以上の伝統と誇りを象徴する原点のブランドです。 「日の丸醸造ここにあり」という気概を込め、熟練の職人が古式ゆかしい技法と現代の知見を融合させて醸し出す、威風堂々とした味わいが魅力。 地元・秋田への深い敬意と感謝が込められたその滴は、名門の重みを感じさせる豊かなコクと、どこまでも澄み渡る後味を併せ持ち、時代を超えて愛され続ける真のクラシックとして輝きを放っています。
うまからまんさく
うまからまんさく EC「旨い」と「辛い」という、相反する要素を極限まで高い次元で両立させた、食中酒の理想形とされる大人気銘柄です。 秋田固有の酒米「秋の精」が持つ力強い旨味を引き出しつつ、後味は驚くほどドライで軽快。肉料理や味の濃い郷土料理にも負けない懐の深さを持ち、冷酒から熱燗まで温度を問わずお米の生命力を味わえます。 食卓に寄り添うパートナーとして設計されたその酒質は、一口飲めば次の料理を誘い、杯を重ねるごとに食事を美味しく楽しく彩る、日の丸醸造が誇る名脇役(マスターピース)です。
八千代
やちよ地元の名水「六郷湧水群」の清らかな生命力をそのまま瓶に詰め込んだような、八千代酒造の誇り高き代表ブランドです。 奥羽山脈から長い歳月をかけて湧き出した天然水と、仙北平野の豊かな土壌が育てた秋田の酒米が調和。職人の丁寧な手仕事によって、お米本来の素直な甘みと、驚くほどスッと喉を通る清涼感が見事に両立されています。 その名は「永遠の繁栄」を象徴し、お祝いの席や大切な団欒の場にふさわしい瑞祥の銘柄。飲むたびに名水の里・六郷の美しい風景が目に浮かぶような、穏やかで品格のある味わいが、時代を超えて地域の人々に愛され続けています。
春霞
はるがすみ EC「春の夜に漂う霞のように、優しく、、優しく。、心を満たす酒でありたい。」そんな詩的な感性から生まれた、栗林酒造店のメインブランドです。 地元・美郷町で生まれた希少な酒米「美郷錦」が持つ、きめ細やかで上品な旨味を最大限に引き出し、六郷の柔らかな湧水で優しく醸し上げました。 スッと消えていく穏やかなキレと、喉を通った後にふわりと広がるお米の幸福感。料理の味を邪魔せず、むしろその美味しさを引き立てる「究極の食中酒」として、全国の日本酒ファンから絶大な支持を集めています。
奥清水
おくしみず「清水の里」六郷の奥深い自然の恵みを象徴する、高橋酒造店の代表ブランドです。 蔵の命とも言える二つの名水を使い分け、奥羽山脈の伏流水がもたらす柔らかな口当たりと、喉越しの良さを追求。地元産の酒米が持つ素直な旨味を、湧水の清らかさが一層際立たせ、飲み飽きしない上品な仕上がりを実現しています。 名水への深い敬意から生まれたその味わいは、まさに六郷の風景そのもの。日々の食事にそっと寄り添い、どこまでも澄み渡る余韻が、飲む人の心を穏やかに潤してくれます。
笑顔
えがお蔵の敷地内に湧き出る「笑顔清水」の名を冠し、「飲む人を笑顔にしたい」という蔵元の至高の願いを込めた瑞祥のブランドです。 この泉に映った自分の姿を見て思わず老人が笑ったという伝説の通り、その水は驚くほどまろやかで、お酒に優しい表情を与えています。 気取らず、背伸びせず、日常の何気ない幸せを分かち合うための「普段飲みの傑作」。一口含めばその名の通り心がほどけ、食卓を温かな笑顔で彩ってくれる、高橋酒造店の精神を体現する一瓶です。
刈穂
かりほ EC「秋の田の 刈穂の庵の 苫をあらみ」という万葉の情景を思わせる、刈穂酒造の精神を最も色濃く反映した代表ブランドです。 全量を伝統の「山廃仕込み」で醸し、「酒槽(さかふね)」で優しく搾ることで引き出されるのは、お米のポテンシャルを極限まで高めた芳醇でダイナミックな味わい。乳酸由来の複雑で心地よい酸が、力強い旨味を見事なキレで引き締めています。 冷酒でのシャープな表情はもちろん、燗をつけることで山廃特有の深みが一気に花開く「本物の辛口」。肉料理や濃厚な郷土料理をも包み込む圧倒的な包容力は、秋田が世界に誇る究極の食中酒として不動の地位を築いています。
出羽の雫
でわのしずく秋田の旧称である「出羽(でわ)」の豊かな自然が育んだ、恵みの雫をイメージした格式あるブランドです。 刈穂酒造が誇る伝統の技を基盤としながら、山廃仕込みの力強さを繊細な透明感で包み込み、より優しく洗練された口当たりを追求。出羽の風土がもたらす清らかな水の瑞々しさが、一滴一滴に上品な煌めきを与えています。 歴史ある大仙の地で育まれたこの美酒は、伝統の重みを感じさせつつも軽やかに寄り添い、秋田の空のようにどこまでも澄み渡る味わいで飲む人の心を癒してくれます。
人丸
ひとまる刈穂酒造が展開する銘柄の一つです。人々に丸く親しまれる酒を目指した命名と考えられます。
冬樹
ふゆき EC「酒造好適米でなくとも、地元が誇る『あきたこまち』で最高の酒を」という蔵元の熱き挑戦から生まれた、福乃友酒造の革新ブランドです。 最大の特徴は、食用米のポテンシャルを極限まで引き出した、一切の濾過・加水・調整を行わない「無濾過原酒」へのこだわり。搾りたての生命力溢れるダイナミックな旨味と、冬の樹木のように凛とした力強さが、瓶の中にそのまま封じ込められています。 従来の日本酒の枠を超えた、お米本来の濃密な甘みとフレッシュな酸。造り手の意志がダイレクトに伝わるその純粋な滴は、新しい日本酒の扉を開く一瓶として、感度の高い愛好家たちから熱い注目を浴びています。
福乃友
ふくのとも EC「福を呼ぶ、友と語らう一献」として、大正期から大仙の地で愛され続けてきた、蔵の誇りを象徴する伝統のブランドです。 地元の良質な水とお米を主役に、秋田の厳しい冬が育む透明感のある旨味を追求。スッキリとした喉越しと、料理の味を優しく包み込む穏やかなキレが特徴の「うめぇ(美味しい)」酒として、地域の人々の暮らしに静かに寄り添っています。 名門の重みを感じさせながらも、どこか懐かしく親しみやすいその味わいは、杯を交わすごとに人と人の絆を深め、食卓に温かな幸せと福をもたらしてくれます。
やまとしずく
やまとしずく「この土地でしか醸せない、唯一無二の雫を」。出羽鶴酒造が「半径10km圏内の米」にこだわり抜き、地域のテロワールを最大限に表現したコンセプト・ブランドです。 特定の田んぼや農家と固い絆で結ばれ、土地の記憶をお米からそのまま酒へと繋ぐ、米作りと酒造りが表裏一体となった究極の地酒。すっきりとした透明感の中に、お米が持つ大地のエネルギーと素直な旨味が凝縮されています。 まるで南外の田園を吹き抜ける風のような、爽やかで清々しい味わい。飲むたびにそのルーツを鮮明に感じさせる一滴は、現代の日本酒ファンを秋田の深奥へと誘う魅力に満ちています。
廻 MEGURU
めぐる出羽鶴酒造が手掛ける銘柄の一つで、「めぐる」という名前には循環や巡りという意味が込められています。季節の巡り、米から酒へ、そして人へと巡る日本酒の営みを表現した銘柄です。