ポンシュ

Ponsh

香川県の日本酒銘柄一覧

楽心

らくしん
池田酒造 廃業 - 香川県 高松市

楽心は、明治5年創業の池田酒造が高松市で製造していた主力銘柄でした。 地域に愛される酒造りを続けてきましたが、2005年の蔵の廃業により製造終了しました。 池田酒造の酒造りの伝統と技術は、4代目蔵元の池田吉徳氏により小豆島酒造(森國酒造)へと継承され、新たな形で香川県の酒造りの歴史に刻まれています。

国重

くにしげ EC
綾菊酒造 - 香川県 綾歌郡
国重

国重は、綾菊酒造の名誉杜氏である国重弘明氏に由来する銘柄です。 国重弘明氏は広島県東広島市安芸津町(酒造りの町・杜氏の里)出身で、賀茂鶴酒造で9年間の修行を積んだ後、1970年に33歳で綾菊酒造の杜氏に就任しました。 現代の名工受賞、黄綬褒章受章、全国新酒鑑評会金賞通算20回受賞という輝かしい実績を持つ名杜氏です。 国重氏は扱いに難しさがある香川県産酒米「オオセト」での酒造りの手法を確立し、長年の研究を重ねてオオセトの特性を最大限に引き出す技術を築き上げました。 オオセトを使用した国重は、まろやかな芳香とすっきりとしたキレのある酒質が特徴で、食事に合わせやすく飲み飽きしない味わいです。 名杜氏の名を冠した銘柄として、香川県産米への深い愛情と卓越した技術が結実した、綾菊酒造を代表する銘柄の一つです。

綾菊

あやきく EC
綾菊酒造 - 香川県 綾歌郡
綾菊

綾菊は、寛政2年(1790年)創業の綾菊酒造を代表する伝統的な銘柄です。 銘柄名は蔵元名でもあり、綾川という地域性を表しています。 阿讃山脈から流れる綾川の伏流水と、香川県産米「オオセト」を使用し、地元の恵みを最大限に活かした酒造りを実践しています。 綾川の軟水の伏流水は鉄分が少なく酒造りに最適で、オオセトはまろやかな芳香とすっきりとしたキレのある酒質を生み出します。 国重弘明名誉杜氏と現杜氏の宮家秀一氏が、讃岐の豊かな風土と文化を携えた伝統と技術を継承し、地元に根ざした酒造りを続けています。 さぬきオリーブ酵母を使用した製品も展開し、伝統的な酒造りに新しい要素を加えた革新的な挑戦も行っています。 235年以上の歴史を持つ綾菊酒造の看板銘柄として、香川県を代表する地酒の一つです。

リセノワール

りせのわーる
勇心酒造 - 香川県 綾歌郡

リセノワールは、勇心酒造が製造する「Rice Noir」(米の黒)を意味する革新的な日本酒です。 綾川町宇多津町産の古代米と香川県産米を使用し、綾川の地下伏流水で仕込まれています。 最大の特徴は、古代米に含まれるアントシアニン(ポリフェノールの一種)による鮮やかなピンク色で、視覚的にも楽しめる個性的な日本酒です。 アルコール度数7.5%と低めに設定され、フルーティーで爽やかな味わいと深い旨味が調和し、日本酒初心者や女性にも親しみやすい味わい設計となっています。 古代米の持つ抗酸化成分と、伝統的な発酵技術を融合させた、健康志向と美味しさを両立させた製品です。 勇心酒造が培ってきた米の発酵技術と、古代米という特別な素材の組み合わせにより、従来の日本酒の概念を超えた新しい価値を創造した、革新的な銘柄です。

勇心

ゆうしん
勇心酒造 - 香川県 綾歌郡

勇心は、安政元年(1854年)創業の勇心酒造が製造する、蔵元名を冠した伝統的な日本酒銘柄です。 減農薬米を使用し、綾川の地下伏流水で仕込むという、環境と健康に配慮した酒造りを実践しています。 勇心酒造は伝統的な発酵技術と現代のバイオテクノロジーを融合させた「ジャパン・バイオ」技術を開発した蔵元であり、その技術的基盤は伝統的な日本酒造りにあります。 減農薬米の使用は、米本来の味わいを大切にしながら、環境負荷を軽減するという現代的な価値観を反映しています。 綾川の清らかな地下伏流水との組み合わせにより、安全性と美味しさを両立させた酒質を実現しています。 道の駅「滝宮」などの地元で販売され、地域に根ざした酒造りを続ける勇心酒造の姿勢を体現する銘柄です。 伝統的な酒造りの技術を守りながら、環境と健康への配慮という現代的な価値を取り入れた、勇心酒造らしい銘柄です。

国粋

こくすい
岡田酒造 - 香川県 丸亀市

国粋は、岡田酒造が製造する主力銘柄で、「国民酒である日本酒は米の粋であり、粋は酔に通じる」という理念から命名されました。 日本酒を国の粋(エッセンス)と捉え、その本質を表現しようという強い思いが込められています。 最大の特徴は、地下70メートルから汲み上げる良質な天然水を仕込み水として使用していることで、1959年から完全地下水仕込みを先駆的に実施しています。 深層地下水は不純物が少なく安定した水質を保っており、酒造りに理想的な環境を提供します。 芳醇甘口の「原酒にごり酒」は製造特許を取得した独自製品で、濃厚な旨味とコクが特徴です。 中口の生酒「げんなま」は、フレッシュな味わいと程よい甘みのバランスが良く、幅広い食事に合わせやすい酒質です。 完全地下水仕込みという先駆的な取り組みと、原酒にごり酒という独自製品により、香川県の地酒として独自の地位を築いています。 日本酒の本質を追求し、深層地下水の純粋さと醸造技術の革新性を融合させた、岡田酒造を代表する銘柄です。

讃岐路

さぬきじ
岡田酒造 - 香川県 丸亀市

讃岐路は、岡田酒造が製造する「讃岐の道」を意味する銘柄で、香川県(旧讃岐国)の地域性と酒造りの道を表現しています。 地下70メートルから汲み上げる良質な天然水を仕込み水として使用し、完全地下水仕込みによる純粋な味わいが特徴です。 銘柄名には、讃岐の風土と文化を酒に込めて表現し、讃岐の地酒としての道を歩み続けるという蔵元の思いが込められています。 讃岐という地域名を冠することで、地元への愛着と誇りを表現し、地域に根ざした酒造りを実践する岡田酒造の姿勢を体現しています。 岡田酒造の深層地下水による純粋な仕込み水と、讃岐の米を組み合わせた、地域性を大切にする銘柄です。

ふふふ。

ふふふ
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

ふふふ。は、小豆島酒造が製造する吟醸酒で、笑い声「ふふふ」を表現したユニークで親しみやすい銘柄名が特徴です。 広島県産千本錦を55%まで精米し、星ヶ城山の清冽な湧き水で仕込まれています。 フルーティーな香りと滑らかな味わい、米の旨味がしっかりと感じられる酒質で、飲む人を笑顔にする楽しい日本酒です。 小豆島という島の環境で醸される島仕込みの日本酒として、全量無濾過で色と旨味を活かした製法により、個性的な味わいを実現しています。 遊び心のある銘柄名と、本格的な酒質の組み合わせにより、日本酒の楽しさを伝える小豆島酒造らしい一本です。

もり EC
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡
森

森は、小豆島酒造(森國酒造)の社名「森」を冠した銘柄で、小豆島の豊かな自然を表現しています。 星ヶ城山の清冽な湧き水と瀬戸内沿岸域の良質な酒米を使用し、島仕込みの特徴を活かした酒造りを実践しています。 全量無濾過で色と旨味を活かした製法により、複雑で奥深い味わいを実現。 小豆島の豊かな森の恵みと、島という独特の環境が育む日本酒の個性を表現した銘柄です。 森という自然を感じさせる銘柄名と、島の自然環境を活かした酒造りが調和し、小豆島酒造の理念を体現しています。

しま EC
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡
島

島は、小豆島酒造が製造する、「島」という直接的な銘柄名で小豆島の個性を表現した日本酒です。 小豆島という島の環境、星ヶ城山の湧き水、島の米を使った島仕込みという、全国的にも珍しい酒造りの特徴を最も直接的に表現しています。 全量無濾過で色と旨味を活かした製法により、島という独特の環境が生み出す個性的な味わいを実現しています。 瀬戸内海に浮かぶ小豆島という地理的特性、海と山に囲まれた豊かな自然環境、島ならではの気候条件が酒造りに影響し、独特の酒質を生み出します。 シンプルで力強い「島」という銘柄名は、小豆島という場所の個性と、島仕込みという酒造りの誇りを表現した、小豆島酒造を象徴する銘柄です。

磯松

いそまつ
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

磯松は、小豆島酒造が継承する伝統的な銘柄で、明治5年創業の池田酒造時代から続く歴史ある名前です。 「磯の松」を意味する銘柄名は、海辺の松、小豆島の海岸の風景を表現しており、瀬戸内海に浮かぶ小豆島の地理的特性を象徴しています。 池田酒造が廃業後、小豆島で新たに開いた小豆島酒造が、この伝統的な銘柄名を継承し、新天地で酒造りの歴史をつないでいます。 星ヶ城山の清冽な湧き水を使用し、島仕込みという新しい環境で、伝統的な銘柄が新たな個性を獲得しています。 長い歴史を持つ銘柄名と、島という新しい環境の融合により、伝統の継承と革新の両面を表現する、歴史的意義のある銘柄です。

酒翁

しゅおう
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

酒翁は、小豆島酒造が継承する「酒の翁(老人)」を意味する銘柄で、酒を愛する年配の愛好家、あるいは酒造りの大家を表現しています。 池田酒造時代から続く伝統的な銘柄名で、風格と歴史の重みを感じさせる名前です。 小豆島酒造が池田酒造の伝統を継承し、新天地・小豆島で酒造りを再開する際に、この格式ある銘柄名も引き継ぎました。 星ヶ城山の清冽な湧き水と島仕込みという新しい環境で、伝統的な銘柄が新たな個性を獲得しています。 「翁」という言葉が持つ風格と経験の深さを銘柄名に込め、長い歴史と伝統を尊重しながら、新しい挑戦を続ける小豆島酒造の姿勢を表現する銘柄です。

ふわふわ。

ふわふわ EC
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

ふわふわ。は、小豆島酒造が製造する純米吟醸で、軽やかで柔らかい感触を表現した親しみやすい銘柄名が特徴です。 広島県産千本錦を55%まで精米し、星ヶ城山の清冽な湧き水で仕込まれています。 フルーティーな香りと滑らかな味わい、米の旨味を感じる軽やかな酒質で、銘柄名の「ふわふわ」という感触を味わいで表現しています。 全量無濾過で色と旨味を活かした製法により、柔らかな口当たりと複雑な味わいを両立させています。 島仕込みという特殊な環境と、遊び心のある銘柄名の組み合わせにより、日本酒の楽しさと奥深さを伝える小豆島酒造らしい一本です。

うとうと。

うとうと
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

うとうと。は、小豆島酒造が製造する純米酒で、眠気を催す様子「うとうと」を表現したリラックスした雰囲気の銘柄名が特徴です。 星ヶ城山の清冽な湧き水と良質な酒米を使用し、穏やかで優しい味わいに仕上げられています。 銘柄名の「うとうと」は、心地よい酔いと安らぎの時間を表現しており、日常の疲れを癒やすリラックスした時間を演出します。 全量無濾過で色と旨味を活かした製法により、米本来の優しい味わいと深みを実現しています。 島仕込みという環境で醸される、心を和ませる穏やかな酒質と、遊び心のある銘柄名が調和した、小豆島酒造らしい個性的な一本です。

びびび。

びびび EC
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡
びびび。

びびび。は、小豆島酒造が製造する本醸造で、驚きや刺激を表現する「びびび」という擬音語を銘柄名にしたインパクトのある一本です。 小豆島の郷土料理に合わせやすいことをコンセプトに設計され、軽快な味わいで切れの良い後味が特徴です。 星ヶ城山の清冽な湧き水を使用し、島仕込みならではの個性を活かしながら、食中酒として楽しめる酒質に仕上げられています。 小豆島の海の幸、醤油、オリーブなどの地域食材との相性を考慮した味わい設計で、地域の食文化と調和します。 遊び心のある銘柄名と、本格的な食中酒としての実力を兼ね備えた、小豆島酒造の地域密着型の酒造りを体現する銘柄です。

小豆島の輝

しょうどしまのかがやき
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

小豆島の輝は、小豆島酒造が製造する、小豆島という地域の輝きを直接的に表現した銘柄です。 瀬戸内海に浮かぶ小豆島の豊かな自然、星ヶ城山の清冽な湧き水、島の米、そして島という独特の環境が生み出す酒造りの魅力を「輝」という言葉で表現しています。 島仕込みという全国的にも珍しい酒造りの特徴と、小豆島が持つ多様な魅力(オリーブ、醤油、素麺、寒霧渓などの観光資源)を、日本酒という形で表現した銘柄です。 全量無濾過で色と旨味を活かした製法により、小豆島の自然の恵みを最大限に引き出した味わいを実現しています。 小豆島という地域への誇りと愛着を込めた銘柄名で、島の魅力を日本酒を通じて発信する、小豆島酒造の代表的な銘柄です。

ホシガジョウノソラ

ほしがじょうのそら
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

ホシガジョウノソラは、小豆島酒造が製造する「星ヶ城の空」を意味する銘柄で、仕込み水の水源である星ヶ城山の頂から見える空を表現しています。 星ヶ城山は標高817mの瀬戸内海で最も高い山で、その山頂付近の湧き水を仕込み水として使用しています。 銘柄名には、星ヶ城山の頂から見える美しい空、瀬戸内海を見渡す絶景、そして清らかな湧き水が生まれる場所への敬意が込められています。 200ml小瓶などの特別サイズも展開され、限定品として特別な機会に提供されることもあります。 小豆島の最高峰である星ヶ城山の自然の恵みと、その山頂から見える空の美しさを銘柄名に込めた、ロマンティックで個性的な一本です。 仕込み水の水源である星ヶ城山への感謝と、その自然環境の素晴らしさを表現する、小豆島酒造らしい銘柄です。

はちはち

はちはち
小豆島酒造 - 香川県 小豆郡

はちはちは、小豆島酒造が製造する純米酒で、精米歩合88%を表現した銘柄名が特徴です。 小豆島の棚田で育つ地元産オオセト米を88%という低精米で使用し、米本来の個性と旨味を最大限に活かす酒造りを実践しています。 通常の日本酒は精米歩合が高い(よく磨く)ほど高級とされますが、この銘柄は逆に低精米(88%残す)により、米の外層に含まれる栄養素や旨味成分を活かしています。 星ヶ城山の清冽な湧き水と低精米のオオセトの組み合わせにより、米本来の力強い旨味とコク、そして複雑な味わいを実現しています。 小豆島の棚田という美しい景観の中で育つ米への敬意と、米の個性を最大限に引き出すという酒造りの哲学を表現した、個性的で味わい深い一本です。 低精米による米の個性を活かすという現代的なアプローチと、島仕込みという独特の環境が融合した、小豆島酒造の挑戦的な銘柄です。

ちぎり
西野金陵 - 香川県 仲多度郡

契は、西野金陵が製造する「契り」(約束や誓い)を意味する銘柄です。 酒造りへの誓い、品質への約束、そして酒を通じて人と人との絆を結ぶという思いが込められています。 235年以上の歴史を持つ西野金陵が、讃岐山脈の清澄な仕込み水と厳選された酒米を使用し、伝統的な技法で醸造しています。 「讃岐のこんぴら酒」として金刀比羅宮と深い関わりを持つ蔵元が、神聖な「契り」という言葉を銘柄名に選んだことには、酒造りへの真摯な姿勢が表れています。 人と人、人と神、人と自然との「契り」を大切にする日本の文化的価値観を、日本酒という形で表現した銘柄です。 西野金陵の高い技術力と伝統が結実した、格調高い銘柄の一つです。

月中天

げっちゅうてん
西野金陵 - 香川県 仲多度郡

月中天は、西野金陵が「地酒蔵としての金陵」というコンセプトで創った銘柄で、「月が中天(空の真ん中)にある」という月が最も美しく輝く状態を表現しています。 大手メーカーではなく地域に根ざした酒蔵としての個性を表現するために、生酒(なまざけ)や無濾過原酒など、従来の金陵にはない個性的な製品を展開しています。 月が中天に輝く美しい夜、琴平の町で酒を楽しむという情景を銘柄名に込め、ロマンティックで特別な時間を演出します。 讃岐山脈の清澄な仕込み水と厳選された酒米を使用し、伝統的な技術に現代的なアプローチを加えた酒造りを実践しています。 金陵という伝統的な銘柄とは異なる、チャレンジングで個性的な製品ラインとして、西野金陵の新しい魅力を発信する銘柄です。