大村屋酒造場は天保3年（1832年）に創業し、2022年に190周年を迎えました。東海道の島田宿にあり、蔵は宿場町で最も栄えた本町通りに位置しています。
主力銘柄は「若竹（わかたけ）」で、「鬼乙女（おにおとめ）」は季節ごとにラベルが変わる人気シリーズです。島田が発祥の地である「島田髷」の4種類の髪形を描いたラベルで、季節ごとに味わいも変化します。春は「夢」、夏は「恋」、「幸」、冬は「涙」として展開されています。
他に「おんな泣かせ」（大吟醸酒）、「鬼ころし」（特別純米酒）などの銘柄も展開しています。
杜氏は日比野聡氏で、南部流杜氏の資格を持ち、静岡大学で応用生化学の修士号を取得したという珍しい経歴を持っています。
島田という東海道の宿場町の歴史と文化を反映した酒造りを行っており、地域に根ざした酒造りを実践しています。