河武醸造は伊勢神宮に近い多気町に位置し、宮川と櫛田川という二つの清流に挟まれた豊かな水と米に恵まれた地で酒造りを行っています。
伊勢神宮を流れる宮川水系の仕込み水と地元産の酒米を使用し、伊勢の国ならではのテロワールを表現した日本酒造りを追求しています。
三重大学生物資源学部と協働して伊勢錦の突然変異から生まれた酒米「弓形穂（ゆみなりほ）」の栽培技術確立と品質向上に取り組み、大学・多気町・農業協同組合・蔵元が連携した地域振興プロジェクトの中心的役割を担っています。
全国1400以上の酒蔵の中で唯一「弓形穂」を使用する蔵元として、地域独自の酒米で醸す唯一無二の日本酒造りを実践し、地域ブランドの確立に貢献しています。酒造業のほか醤油製造も手がけ、多気町の高校レストラン「まごの店」でも使用されています。