竹鶴酒造は享保18年創業の老舗蔵で、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝氏の生家としても知られています。
元々は製塩業を営む「小笹屋」として知られ、冬季の稼業として酒造業に乗り出した歴史を持ちます。蔵の裏の竹藪に鶴が飛来して巣を作ったことを「古来、松に鶴と聞くも、竹に鶴とは瑞兆なり」と喜び、「小笹屋竹鶴」と号しました。
本場灘の生酛造りを広島県下で初めて復活させ、全商品が醸造アルコールを添加しない「純米酒」に転換しました。味の濃い辛口純米酒で知られ、燗して旨い純米酒の最高峰として名を馳せています。
「どんな料理にも合う『ごはん』のような、料理を選ばない食中酒」を目指し、竹原の風土が生んだ魚介のおいしさを最大限高め、食をおいしくする酒造りを追求しています。代表銘柄は「竹鶴」「小笹屋竹鶴」です。