美和桜酒造は大正12年（1923年）創業の蔵元で、三次市三和町の豊かな自然の中で日本酒を醸しています。現社長の坂田賀昭さんは四代目で、流行に左右されることなく、自社らしい酒をぶれずに造り続けることを信念としています。
三和町は標高が300mほどあり、その寒暖差が良質な米を育む有数の米どころで、酒米の指定団地にもされています。100％三次産米の八反錦と大土山からの伏流水を使用し、原料米のほぼ全量を町内産で賄い、蔵元自らも米作りから手掛けるという徹底したこだわりを持ちます。
自社精米によりお米を磨き、しっかりとした麹を造り、味と香りのバランスを意識して酒米の旨味を最大限に引き出しています。すべてが旨口の酒という特徴を持ち、味、香り共にふくらみのある飲み口のしっかりとした味わいが楽しめます。固定ファンからは「いつ飲んでも変わらない美味しさ」「安定した飲み心地が楽しめる」といった感想が寄せられ、広島国税局清酒鑑評会などで優等賞を獲得するなど、確かな品質が評価されています。三次の風土と米作りから一貫した酒造りが生み出す、地域に根ざした蔵元です。