吉田酒造は大阪府池田市栄本町に位置する老舗酒蔵で、池田市に現存する2軒の酒蔵のうちの1軒です。
阪神・淡路大震災で酒蔵が全壊する苦難を経験しましたが、兵庫県加西市に製造拠点を移して酒造りを継続し、池田の酒造文化を守り続けています。
代表銘柄「緑一」の名前は、「緑」が澄んだ色を意味し、「一」が池田が清酒発祥の地であることを表しており、池田の酒造りへの誇りと清酒の理想を表現しています。
仕込み水には猪名川水系の伏流水を使用し、酒米は山田錦、日本晴、五百万石を採用しています。
「緑一 原酒」はアルコール度数19〜20％未満の濃醇な味わいでやや辛口、「緑一 吟醸酒」はすっきりとした辛口が特徴です。
「緑一 呉服」「緑一 綾羽」は池田市の「織姫伝説」にちなんだ酒で、地域の文化と歴史を大切にする蔵元の姿勢が表れています。