宮崎県の日本酒銘柄一覧
登喜一
ときいち EC登喜一は雲海酒造が誇る大吟醸の最高峰で、50年以上の経験を持つ名工・松元登喜一杜氏の名を冠した銘柄です。杜氏の卓越した技術と経験が結晶した作品で、労働大臣から「現代の名工」の称号を受け、黄綬褒章も受章した名匠の魂が込められています。 伝統的な「つるし搾り」製法を採用し、重力だけで自然に滴り落ちる雫を集めるという贅沢な搾り方により、雑味のない澄み切った味わいを実現しています。平成14年から令和5年まで全国新酒鑑評会で金賞を受賞し続けるという驚異的な実績を持ち、その品質の高さと安定性を証明しています。 日本名水百選に選ばれた綾の清水を仕込み水とし、厳選された酒米を極限まで磨き上げて醸造されます。華やかな吟醸香と、繊細でありながら奥深い味わいのバランスが秀逸で、特別な日の一献にふさわしい気品を持っています。木箱入りの特別仕様で提供され、贈答用としても高い評価を得ています。
綾錦
あやにしき EC綾錦は雲海酒造が日本名水百選に選ばれた「綾の湧水」を仕込み水として醸造する本醸造酒です。昭和61年に初めてリリースされ、その希少性から「幻の酒」とも呼ばれています。 山田錦を65%まで精米し、綾町の照葉樹林が育む清らかな水で仕込まれます。軽やかな口当たりと甘い余韻が特徴で、日本酒初心者にも親しみやすい味わいに仕上がっています。アルコール度数は15-16%と標準的で、冷酒から燗まで幅広い温度帯で楽しめる万能性を持っています。 全国新酒鑑評会で10回以上の金賞受賞という輝かしい実績を持ち、その品質の高さは折り紙付きです。雲海酒造の公式サイトにも掲載されないほど生産量が限られており、地元でも入手困難な希少銘柄となっています。綾町の豊かな自然と雲海酒造の技術が融合した、宮崎を代表する日本酒のひとつです。
我楽
がらく我楽は雲海酒造が製造する銘柄のひとつです。雲海酒造の伝統的な製法と綾の清水を活かして醸造される日本酒として、同社のラインナップを構成しています。
初御代
はつみよ EC初御代は神武天皇が初代天皇として即位されたことを記念して名付けられた本醸造酒です。神武天皇を祀る宮崎神宮への奉納酒としての歴史を持ち、宮崎の神話と歴史に深く根ざした銘柄です。 平成26年から製造が開始され、穏やかな香りと上品で軽快な味わいが特徴です。すっきりとしたキレの良い後味を持ち、食中酒として料理の味を引き立てます。宮崎の郷土料理である地鶏料理や、新鮮な魚介類との相性が特に優れています。 日本名水百選の綾の清水を仕込み水とし、伝統的な製法により丁寧に醸造されます。神事や祝い事の席で選ばれることが多く、地域の文化と伝統を体現する銘柄として位置づけられています。アルコール度数15.5度で、冷酒から常温まで幅広い温度帯で楽しめる懐の深さを持っています。
菊初御代
きくはつみよ菊初御代は初御代の純米酒バージョンとして平成26年から製造されている銘柄です。米と米麹のみで醸造される純米酒として、より米本来の旨味を追求した味わいに仕上がっています。 豊かな香りと甘み、そしてコクとキレを併せ持ち、米と米麹だけで造られた純米酒ならではの深い味わいが特徴です。初御代と同様に宮崎神宮との縁も深く、特別な日の一献として選ばれることが多い銘柄です。 綾の清水を仕込み水とし、厳選された酒米を使用して醸造されます。純米酒特有のふくよかな味わいは、濃い味付けの料理とも好相性で、宮崎の郷土料理と共に楽しむ地酒として親しまれています。米の旨味を存分に引き出した、雲海酒造の純米酒技術の結晶といえる作品です。
千徳
せんとく EC千徳は明治36年創業の千徳酒造を代表する銘柄で、宮崎県唯一の日本酒専門蔵が誇る主力ブランドです。高千穂を水源とする五ヶ瀬川の伏流水と、地元契約栽培の酒米を使用し、伝統的な手法で醸造されています。 純米酒を中心に、本醸造から大吟醸まで幅広いラインナップを展開しています。特に純米酒は宮崎県産米を60%まで磨き、米の旨味を一滴一滴に封じ込めた逸品です。穏やかな香りとすっきりとした口当たりが特徴で、酸度1.5という絶妙なバランスが食中酒としての完成度を高めています。 九州の日本酒に共通する、しっかりとした味わいと濃厚な風味を持ち、甘めの味付けの料理にも負けない力強さがあります。延岡名物のチキン南蛮をはじめ、宮崎の郷土料理との相性は抜群で、地元の食文化と共に育まれてきた地酒です。 全国新酒鑑評会での金賞受賞実績も豊富で、安定した技術力と品質の高さを証明しています。焼酎王国・宮崎において、日本酒文化を守り続ける千徳酒造の理念と技術が込められた、宮崎を代表する日本酒銘柄です。
夢の中まで
ゆめのなかまで EC夢の中まででは千徳酒造が誇る純米大吟醸の最高峰で、高千穂産山田錦を50%以下まで磨き上げた贅沢な一本です。総米700kgを手洗いし、米と米麹だけで丁寧に醸造される、蔵元の技術と情熱の結晶です。 華やかでフルーティーな香りと、さわやかな口当たりが特徴的で、淡麗な味わいの中にも米の旨味がしっかりと感じられます。すっきりと爽やかな飲み口は、日本酒初心者から愛好家まで幅広く支持される普遍的な魅力を持っています。 高千穂を水源とする五ヶ瀬川の伏流水を仕込み水とし、低温でゆっくりと発酵させることで、繊細で上品な味わいを実現しています。アルコール度数15度で、冷酒で楽しむことで、その華やかな香りと爽やかな味わいが最も引き立ちます。 夢の中まで飲み続けたくなるような、幸せな気持ちにさせる味わいから名付けられたこの銘柄は、特別な日の乾杯や贈答用として選ばれることが多く、千徳酒造の技術力の高さを体現する代表作です。宮崎県産の素材と伝統技術が生み出す、まさに夢のような純米大吟醸です。