岐阜県の日本酒銘柄一覧
金泉
きんせん「金泉」は平和錦酒造の代表銘柄で、蔵の裏山にある泉にちなんで名付けられました。 嘉永3年創業以来175年の歴史を持ち、主屋と2つの酒蔵は創業期の建物で醸されています。 30年以上熟成させた古酒をヴィンテージ表記で販売するなど、独自のスタイルを確立し、岐阜県加茂郡川辺町の豊かな自然と清らかな水を活かし、伝統と革新を融合させた酒造りが特徴です。
円空
えんくう「円空」は江戸時代の遊行僧で仏師の円空上人にちなんで名付けられた銘柄です。 円空上人は生涯に12万体の仏像を彫ったとされ、岐阜県美濃地方を中心に多くの円空仏が残されています。 その精神性と芸術性を日本酒に込め、深い味わいと奥行きのある酒質を追求し、地域の歴史と文化を大切にする平和錦酒造の姿勢が表れた銘柄です。
郡上踊 踊り免状
ぐじょうおどり おどりめんじょう「郡上踊 踊り免状」は岐阜県郡上八幡の伝統的な盆踊り「郡上踊」にちなんだ銘柄で、郡上踊保存会から発行される踊り免状をデザインしたラベルが特徴です。 郡上踊は国の重要無形民俗文化財に指定されており、夏の夜を徹して踊り明かす伝統行事です。 その郷土の文化を酒に込め、地域の誇りと賑わいを表現した日本酒として、平和錦酒造によって製造されています。
花美蔵
はなみくら EC「花美蔵」は「黒松白扇」から改名された清酒銘柄で、清酒の品質向上に力を入れるために新たな名前として採用されました。 花の美しさと蔵の伝統を表現した名前で、後に再び「黒松白扇」に戻されましたが、白扇酒造の清酒の歴史の一時期を彩った銘柄です。
黒松白扇
くろまつはくせん EC「黒松白扇」は白扇酒造の伝統的な清酒銘柄で、明治32年の酒類製造免許取得以来長く親しまれてきました。 一度「花美蔵」に改名されましたが、後に銘柄名を戻し、現在は再び「黒松白扇」として販売されています。 どの銘柄を飲んでいただいても飲み飽きない味わい深いお酒になっており、伝統製法を守りながら丁寧に醸され、川辺町の清らかな水と江戸時代から続く蔵の技術が結集した、地域に根ざした日本酒です。
初緑
はつみどり EC「初緑」は江戸時代後期に尾張藩の御用酒として重宝され、尾張藩主より「水と緑に囲まれた山里の酒」という意味で命名された歴史ある銘柄です。 享保5年創業の奥飛騨酒造が300年以上守り続けてきた伝統の味で、清流「飛騨川」と「馬瀬川」の合流地点の清らかな伏流水と岐阜県産「ひだほまれ」を使用しています。 金山町はかつて「飛騨街道金山宿」として栄えた宿場町で、その歴史と自然を感じられる銘柄です。
生活の柄
せいかつのがら「生活の柄」は奥飛騨酒造が醸す銘柄で、日常の暮らしの中に溶け込む日本酒というコンセプトを表現しています。 飛騨の人々の生活に寄り添い、毎日の食卓を豊かにする酒として、飲み飽きしない味わいと手頃な価格を両立しています。 300年以上の歴史を持つ蔵の技術と、清流の伏流水を活かした日常酒です。
合掌造り
がっしょうづくり EC「合掌造り」は世界遺産・白川郷の合掌造り集落にちなんで名付けられた銘柄で、飛騨地方の伝統的な建築様式と文化を象徴しています。 奥飛騨の豊かな自然と歴史を感じられる日本酒で、飛騨の風土と世界遺産の価値を全国に発信する役割も担っています。 下呂市には白川郷などから移築した合掌家屋集落(下呂温泉合掌村)があり、地域の観光資源とも結びついた銘柄です。
奥飛騨
おくひだ EC「奥飛騨」は蔵元の名を冠した代表銘柄で、飛騨地方の奥深い自然と豊かな水を象徴しています。 清流「飛騨川」と「馬瀬川」の合流地点に位置する蔵の立地を活かし、清らかな伏流水と岐阜県産「ひだほまれ」で丁寧に醸されています。 享保5年創業以来300年以上の歴史を持つ蔵の技術と、飛騨の自然が育んだ味わいが特徴です。
すますま
すますま EC「すますま」は天領酒造のスパークリング日本酒で、発泡性の爽やかな飲み口と華やかな味わいが特徴です。 シャンパンのように気軽に楽しめる日本酒として人気を集めており、伝統的な日本酒造りの技術と、現代的なスパークリングスタイルを融合させた革新的な商品です。
ひだほまれ
ひだほまれ EC「ひだほまれ」は岐阜県が開発した酒造好適米の名前をそのまま銘柄にした日本酒で、飛騨地方の米の個性を最大限に表現しています。 飛騨地方で栽培された「ひだほまれ」を100%使用し、飛騨山脈の伏流水で丁寧に醸されています。 地元の米と水にこだわった、天領酒造の地域密着型酒造りの象徴的な銘柄です。
天領
てんりょう EC「天領」は江戸時代に飛騨地方が徳川幕府の直轄地(天領)であったことに由来する銘柄で、蔵元の名を冠した代表的な日本酒です。 340年以上の歴史を持ち、酒米「ひだほまれ」を主体とした100%酒造好適米と飛騨山脈の伏流水を使用し、自社精米にこだわって醸されています。 大吟醸「天領」はJALファーストクラスで採用されるなど高い評価を得ており、飛騨の歴史と文化を背景にした格調高い味わいが特徴です。
又六
またろく「又六」は天領酒造の創業家である上野田家と関連する名前で、7代目女将の文字をラベルにした「日野屋シリーズ」の一環として展開されています。 季節限定・数量限定商品として提供され、天領酒造の伝統と家系の歴史を感じられる銘柄です。 創業時から続く近江(滋賀)と飛騨のつながりを象徴する名前でもあります。
日野屋
ひのや EC「日野屋」は天領酒造の創業者「日野屋佐兵衛」にちなんで名付けられた銘柄で、7代目女将の文字をラベルにした特別なシリーズです。 季節限定・数量限定商品として展開され、創業家の歴史と伝統を現代に伝える役割を担っています。 滋賀県日野市から飛騨に移り住んだ創業者の精神を受け継ぐ、歴史的価値のある銘柄です。
W
ダブリュー「W」はWatanabe(渡辺酒造店)、World(世界)、Warai(笑い)の3つの意味を込めた銘柄です。 統一された酵母、濾過方法、精米歩合で造ることで、異なる米品種による味わいの違いを比較して楽しめるよう設計されています。 環境に配慮した減農薬・減化学肥料栽培の米を使用し、現代的な日本酒の楽しみ方を提案しており、国内外で高い評価を受けています。
色おとこ
いろおとこ EC「色おとこ」は「最高で最も美しい酒を」という飲食店からの要望に応えて誕生した純米大吟醸で、プレミアムシャンパンやカクテルに匹敵する品質を目指しました。 山田錦を45%まで磨き、アルコール度数15度に仕上げられています。 「色男」という色気のある名前と、その名に恥じない洗練された味わいで、特別な席にふさわしい華やかな日本酒として人気を集めています。
蓬莱
ほうらい EC「蓬莱」は不老不死の仙人が住むとされる伝説の楽園「蓬莱山」にちなんで名付けられた銘柄で、長寿と幸福を願う縁起の良い名前を持っています。 飛騨の人々の生活に欠かせない地酒として長年愛され、ユニークなネーミングやラベル、包装で全国的にも広く知られています。 国の登録有形文化財に指定された蔵で醸される、歴史と伝統を持つ飛騨古川の代表的な日本酒です。
騨飛龍
ダブリュウ EC「騨飛龍」は渡辺酒造店が醸す銘柄の一つで、「W(ダブリュー)」シリーズとも関連する可能性があります。 飛騨の龍という力強い名前を持ち、飛騨地方の雄大な自然と伝説を象徴しています。 渡辺酒造店の多彩な銘柄ラインナップの中で、独特の存在感を放つ日本酒です。
飛騨のどぶ
ひだのどぶ EC「飛騨のどぶ」は世界遺産・白川村の「どぶろく祭」の秘密の味わいを再現した、圧倒的なにごり濃度を持つトロトロのにごり酒です。 1.8リットルの中に酵母が5兆4千億個入っており、その濃厚でクリーミーな飲み口は一度飲んだら忘れられない強烈な個性を持っています。 飛騨の伝統的な「どぶろく」文化を現代に伝える商品として、全国的に人気を集めています。
やんちゃ酒
やんちゃざけ EC「やんちゃ酒」は飛騨古川の「やんちゃ祭り」にちなんで名付けられた銘柄です。 祭りの活気と賑わいを表現した名前で、燗酒にすることで一層美味しく楽しめる設計になっています。 300年以上の歴史を持つ蒲酒造場の伝統技術と、飛騨古川の文化を感じられる日本酒です。