成政酒造は富山県南砺市で創業した酒蔵で、戦国時代に越中の国主であった佐々成政の名にちなんで銘酒「成政」と名付けられました。
戦国時代末期に佐々成政が槍を突いて湧き出したという伝説の医王山の清水「槍の先の湧水」を仕込み水として使用し、地元で作られる五百万石・雄山錦などの良質な酒造好適米と兵庫県産の山田錦、地元契約栽培の山田錦を使用しています。
日本で初めて基金による酒造り「成政トラスト吟醸の会」を始めたことでも知られており、地元の有志十数人で始まったものが現在700余名の会員を持つまでになり、地域と一体となった酒造りを実践しています。
代表的な商品には、南砺市産山田錦を使用した純米吟醸酒「佐々成政 赤」と、富山県南砺市産の雄山錦を100％使用した純米酒「佐々成政 黒」があり、冷やして、燗にて、食中酒として多様な楽しみ方ができます。
戦国武将の名を冠した銘柄を通じて、富山の歴史と風土を表現する蔵元です。