Sake Brands
in Chiba

祥兆は幸運の兆しを意味するめでたい名であり、さらに銚子の「銚」と「兆」をかけて命名した小林酒造場の代表銘柄です。 万人受けする飲みやすさが特長で、例えば最もアルコール度数の高い本醸造原酒でも、飲み口はやさしくソフトな甘口で、女性にも人気があります。 大吟醸は好適米八反錦を50%精白し、ほのかな香りのなかにコクのある吟醸酒です。 純米酒は高度精白（65%）の米を手造りで醸し、重厚にして幅のある味で、冷やして飲むのも又うまい特徴があり、地元銚子のホテルや居酒屋で親しまれています。

醍醐のしずくは千年以上前に正暦寺で生まれた古代の醸造法「菩提酛」を用いて醸造されており、木桶による仕込みと自然の乳酸菌と野生酵母を使用した醸造法の原型とされる製法です。 古代から続く伝統的な製法を現代に蘇らせた銘柄で、自然酒造りの神髄を体現しています。

むすひは100%発芽玄米を使用した発芽玄米酒で、瓶詰め後も生きた酵母や微生物が発酵を続けるため、日々味が変化していく特徴があります。 玄米を少し発芽させることで発酵を促し、瓶内二次発酵を行っており、自然の力を活かした独特の製法による個性的な日本酒です。

五人娘は蔵に娘が多かったことから生まれた銘柄で、自然酒造りを始めた際に最初に作られたブランドです。 はちみつのような自然な優しい甘みと香り豊かな味わい、丸みがあり柔らかな酸味が特徴で、寺田本家の自然酒造りの理念を表現した代表的な銘柄です。

香取は地元の香取神社にちなんで名付けられた寺田本家で最も古い銘柄です。 生酛造りを用いて低精白米（80-90%）で醸造され、江戸時代の技法に近い製法で造られており、米の本来の味わいを最大限に活かした伝統的な日本酒です。

不動は炭素濾過を行わず、火入れ酒の場合でも瓶に詰める際に一度だけ火入れをしています。 無濾過の製品を主体にした濃厚で押しの強い味わいが特徴で、流通は特約店制度をとっています。 全て社員による手造りで酒造りを行い、現代の食文化に寄り添いながらも個性的な味わいを追求した銘柄です。

八千代桜は八千代市の農事組合法人米本のみなさんが育てた「ふさこがね」を使用して醸造した特別純米酒です。 毎年10月から新酒を発売しており、地域との協働による酒造りの取り組みを体現した銘柄です。

仁勇は「人は人徳と勇気持って生きるべし」という家訓から命名された鍋店の代表銘柄です。 現代の食文化に寄り添った味わいを特徴としており、「酒・人・心」をモットーに全て社員による手造りで酒造りを行っています。 元禄年間からの伝統を受け継ぎながらも、時代に合わせた酒造りを実践しています。

惣兵衛は飯田本家の代表銘柄で、吟醸辛口「惣兵衛」は飲みやすさと旨味を兼ね備えた人気商品です。 名前は二代目当主から取られており、適度なボディと米の旨味があり、淡麗ながら味わい深く飲みやすい辛口吟醸酒です。 地元で採れた酒米（ユザンニシキ）を使用し、経営陣が全従業員を率いて手造りで醸す、地元密着型の銘柄です。

大姫は地元で合祀された二つの神社、大宮神社と姫宮神社の頭文字を合わせて命名された飯田本家の蔵名を冠した銘柄です。 「大姫 本醸造」は、一般的な淡麗辛口とは異なり、ボディとキレのある酒を目指しており、専属の杜氏を置かず経営陣主導の手造りで醸される個性的な味わいが特徴です。

神明は地元の神明神社から名付けられた銘柄で、穏やかな香りとやや濃醇でやや辛口の味わいが特徴です。 低いオフフレーバーと旨味豊かで辛口の飲み口とコクを兼ね備えており、品質が安定しており燗酒にしても良い性能を持っています。 東庄町の地酒で、地元でもほとんど流通していないため、実質的に蔵元から直接購入する以外に入手方法がない希少な銘柄です。

梅一輪は服部嵐雪の句「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」に由来する銘柄で、超特選大吟醸をはじめ吟醸純米・生酒・上撰純米酒・にごり酒・しぼりたて生酒・佳撰梅一輪など40数種を醸造しています。 すべてを千葉県産米で仕込み、地元産の酒造好適米「ふさこがね」を使用した地産地消の取り組みが大きな特徴です。 繊細でふくよかな味わいが料理を引き立たせる、脇役のようなお酒であることをめざしており、千葉県外ではほとんど流通しない希少な地酒です。

東姫は後醍醐天皇の子孫の息女が鎌倉より逃れたどり着いたことが千葉県山武市姫島の由来で、これにあやかり、東条酒造の東と地名の姫島の姫を取り銘柄を命名したという由緒ある名前です。 甘口ですっきりした喉ごしの酒で、本醸造の一升瓶酒のみを製造する珍しい一品特化型の酒蔵の銘柄として、地域の歴史と伝統を大切にした酒造りの姿勢を体現しています。

花いちもんめは花の友酒造の代表銘柄で、特別純米酒は米を60％まで精米（吟醸酒並みの精米歩合）しており、米の旨味をストレートに感じられます。 やわらかな口当たりとふくよかな余韻が特徴の淡麗辛口の味わいで、本醸原酒しぼり酒は19%のアルコール度数でリッチで力強い風味を持ち、大吟醸酒は風味と香りの絶妙なバランスが特徴です。

OCEAN99は地元千葉県九十九里浜海岸の風土を反映させたシリーズで、千葉県東部にある九十九里浜の季節風土を日本酒で表現しようと作られた蔵元のこだわりが詰まった人気商品です。 季節ごとに合った味わいを届けるため、シリーズの6商品はすべて季節限定酒となっており、「空海-Inflight-」（初夏）、「青海-Summer Sea-」（夏）、「橙海-Arrival-」（秋）、「白銀海-Snow Sea-」（冬）などがラインナップされています。 白桃や洋ナシ、バナナを思わせる爽やかなアロマが広がり、フレッシュな発酵由来の炭酸ガスが舌を心地よく刺激し、なめらかな口当たりとジューシーな旨味が特徴的です。

寒菊は寒菊銘醸の伝統的な銘柄として親しまれています。 火入れをしない貯蔵方法による厳密で細やかな温度管理により、出来立ての香りや旨みを保った酒造りが特徴です。

光鬼舞は地元産のコシヒカリを60％まで精米し、米だけで造った酒です。 低温で吟醸酒造りに近い醗酵をさせているので、香り高く、キレイな味の酒です。 雪解け水にも似た良水で仕込まれた清酒もろみは、ゆるやかに糖化醗酵されるために日数を多く要しますが、反面、きれいな味と高い香りを持った清酒に仕上がります。

篠緑は温暖な気候に恵まれた蔵元青柳酒造で作られる銘柄です。 横芝光町篠本は古来より良水の地として知られ、酒造に供せられてきた伝統を受け継ぐ地酒として親しまれています。

舞桜は千葉県産米へのこだわりを持ち、地元農家と協力して造られる地酒です。 千葉の米で仕込んで千葉で売る地元が主役のシンプルな酒づくりを実現し、地酒に徹した守屋酒造の理念を体現した銘柄です。 一年を通じて酒蔵の見学ができ、世界に一つのオリジナルラベルを無料で作成できるなど、地域に開かれた酒造りを実践しています。

富士乃友は不二の友、無二の親友という意味に霊峰富士をかけて命名された宮崎本家の代表銘柄です。 富士乃友のラインナップには、ふくよかな香りとすっきりしたうま味の吟醸酒、軽快な香りとのどごしの純米吟醸、芳醇なうま味とコクの中に酸味のあるすっきりとした飲み口の特別本醸造、米のうま味とコクのある飲み口の純米酒、酒蔵の味をそのままに芳醇な香りと新鮮味が持ち味の生原酒などがあります。