東京都の日本酒銘柄一覧
りんご酸の爽やか風味
りんごさんのさわやかふうみ「りんご酸の爽やか風味」は、お米から生まれる「りんご酸」を最大限に活かした、石川酒造の革新的な日本酒です。従来の日本酒のイメージを覆す、まるで白ワインのようにフレッシュでフルーティーな甘酸っぱさが最大の特徴です。りんご酸由来のキレのある酸味と上品な甘味が絶妙なバランスを保ち、低アルコールで飲みやすく仕上げられています。和食はもちろん、洋食やデザートとも相性が良く、日本酒に馴染みのない方や女性にも日常的に楽しんでいただける、爽やかな新感覚の一献です。
多満自慢
たまじまん多満自慢(たまじまん)は、石川酒造の精神を体現する代表銘柄です。「多摩の心を謡い、多摩の誇りとなり、多摩の人々の心を満たす酒」という願いを込め、1933年(昭和8年)に命名されました。敷地の地下150mから汲み上げる名水(中硬水)と、選び抜かれた酒造好適米を使用し、伝統的な「寒造り」によって丁寧に醸されます。きめ細やかな喉ごしと、旨味の後にスッと消える切れ味のよさが最大の特徴です。国登録有形文化財の蔵で育まれる伝統の味は、多摩の豊かな自然と歴史を感じさせる、まさに東京・多摩が世界に誇る一献です。
嘉泉
かせん嘉泉(かせん)は、田村酒造場の長い歴史を象徴するメイン銘柄です。江戸時代末期、敷地内の井戸から酒造りに最適な清冽な水が湧き出た喜びから「喜びの泉」を意味する名が付けられました。秩父・奥多摩の山々から届く中硬水の伏流水を仕込み水に使用することで、米の旨味をしっかりと引き出しつつ、後口のキレが良い凛とした酒質が特徴です。看板商品である「幻の酒 嘉泉」をはじめ、伝統的な技法を守り抜いた純米大吟醸まで、いつの時代も「旨い」と称される安定した品質は、多くの日本酒ファンを魅了し続けています。
田むら
たむら「田むら(たむら)」は、蔵元の姓である田村の名を冠した、田村酒造場のこだわりを凝縮した限定ブランドです。16代目当主が提案する新機軸の銘柄として、「嘉泉」の伝統を継承しつつも、より現代的で洗練された味わいを追求しています。最大の特徴は、手間を惜しまない「瓶燗火入れ(びんかんひいれ)」による製法。お酒を瓶に詰めた状態で一本ずつ加熱することで、繊細な香りとフレッシュな味わいを瓶内に閉じ込めています。特定の酒造好適米にフォーカスしたシリーズなど、原料米の個性を最大限に引き出したラインナップは、都会的で爽やかな食卓にぴったりの銘柄です。
風雲剣鬼伝 厳流小次郎
がんりゅうこじろう「風雲剣鬼伝 厳流小次郎」は、田村酒造場が手がけた個性的な銘柄の一つです。歴史上の剣豪・佐々木小次郎をモチーフに、その力強さと鋭い切れ味を日本酒の味わいで表現しています。地域イベントや企画に合わせた限定品としての性格が強く、200年の伝統を持つ蔵元が放つ、遊び心と確かな技術が融合した一献です。
千代鶴
ちよつる千代鶴(ちよつる)は、中村酒造の精神を象徴するメインブランドです。かつて鶴が飛来したという伝説が残る清流・秋川の畔で、「千代に続く繁栄を」との願いを込めて名付けられました。最大の特徴は、地下170mから汲み上げる秩父古生層が育んだ清冽な伏流水です。この良質な軟水が生み出すお酒は、非常にキメ細やかで淡麗な口当たりを持ちながらも、お米本来の深みのある旨味をしっかりと感じさせてくれます。江戸時代から続く醸法を継承しつつ、低温管理を徹底した丁寧な手造りによって醸されるその味わいは、まさに秋川渓谷の自然の恵みが喉元ですっと解けていくような、上品な心地よさを運んでくれます。
高尾山
たかおさん EC「高尾山(たかおさん)」は、都心近郊の名山として世界的に知られる高尾山を冠した、旅情を誘う銘柄です。登山客や観光客で賑わう多摩地域の象徴的な山への敬意を込めて醸されました。秋川渓谷の恵みを受けた中村酒造の確かな技術をベースに、観光の折に気軽に楽しめるような、親しみやすく喉ごしの良い味わいに仕上げられています。東京の自然と歴史を五感で楽しむ旅のひとときに、優しく寄り添うお酒です。
澤乃井
さわのい澤乃井(さわのい)は、300年を超える伝統が息づく東京・奥多摩を象徴するメインブランドです。地名である「沢井」に由来し、豊かな清流を意味するこの名は、奥多摩の美しい自然環境をそのまま体現しています。最大の特徴は、性質の異なる2つの名水を使い分ける独自の醸法です。秩父古生層を通り抜けて湧き出る清冽な水が、キレの良い凛とした味わいと、透明感のある喉ごしを生み出します。代表的な純米吟醸「蒼天」に象徴されるように、華やかな香りと米の旨味が見事に調和した上品な仕上がりは、国内外のコンテストでも高く評価されています。伝統を重んじながらも常に進化を続け、現代の食卓に彩りを添える、まさに東京が世界に誇る名酒です。
とうきょう地酒
とうきょうじざけ「とうきょう地酒」は、土屋酒造がかつて製造していた、東京の地酒であることを誇り高く掲げた銘柄です。都会の喧騒を離れた狛江の地で、地元の人々に愛される日常的なお酒として醸されていました。現在は蔵元の廃業に伴い製造は終了していますが、東京にも本格的な日本酒造りの伝統があったことを伝える貴重な記憶となっていいます。
鳳桜
おおとりざくら「鳳桜(おおとりざくら)」は、古より瑞鳥として重んじられる鳳凰(ほうおう)と、日本を象徴する桜を組み合わせた、土屋酒造の歴史ある銘柄です。おめでたい名を冠したこのお酒は、地元・狛江のハレの日を彩る酒として親しまれてきました。蔵元の廃業により現在は幻の銘柄となっていますが、その雅な名とともに、地域の記憶に深く刻まれています。
吟雪
ぎんせつ「吟雪(ぎんせつ)」は、渡辺酒造が130年にわたり守り続けてきた伝統のブランドです。「吟醸の雪」を思わせるその凛とした名は、清らかで洗練された味わいを象徴していました。かつては武蔵村山の地酒の顔として、地元のみならず東京の粋な人々に愛され、昭和中期には業界に先駆けて低アルコール酒や山廃仕込みに挑むなど、常に日本酒の新しい可能性を追求してきました。現在は製造されていませんが、東京の日本酒史に確かな足跡を残した、開拓精神あふれる銘柄です。