東灘醸造は150年以上の歴史を持つ酒蔵で、カツオの水揚げ高全国有数の漁業基地・外房勝浦に位置し、海岸から約200～300メートルの太平洋の波動を感じながら酒造りを継続しています。
年間製造量は約200石の小規模蔵で、全量手造りで丁寧に醸すことにこだわり、めざすのは「芳醇旨口でキレのある酒質」です。
一度は休造を決意したが、執念で継続の道を掴み、「生まれ変わるつもりで」という覚悟で再出発し、「残草蓬莱」（大矢孝酒造）などを手がけた実力派杜氏・菊池譲氏が就任することで新たな時代へと歩み始めました。
西の銘醸地・灘（兵庫県）に対し東の灘たるべくつけられた創業時からの銘柄「東灘」と、直詰めの生原酒がメインで微炭酸を感じるフレッシュな味わいが特徴の新銘柄「鳴海」を醸造しています。