桝田酒造店は富山市の岩瀬地区に位置し、北前船の港町として栄えた地で酒造りを続けてきた蔵元です。
岩瀬は中世の文献に「三津七湊」の一つとして記され、明治期には北前船交易で繁栄した港町として知られており、この歴史ある地で5代にわたり酒造りの伝統を守り続けています。
蔵の銘は「美味求眞」（びみきゅうしん）で、美味しさの真実を追求するという理念のもと、立山連峰の伏流水を仕込み水として、能登杜氏による伝統的な醸造技術で銘酒「満寿泉」を醸しています。
蔵元の名「升」（ます）に、「寿」（長寿）と「泉」（いずみ）という縁起の良い字を組み合わせた満寿泉は、富山の四季の海の幸に合わせて醸された食中酒として、淡麗ながら米の旨味を感じる味わいが県内外から愛されています。
International Wine Challenge (IWC) Koshu部門での連続金賞受賞など国際的な評価も高く、現社長は岩瀬のまちづくりにも積極的に関わり、港町の風情を残した地域振興にも尽力しています。