吉野酒造は190年以上の歴史を持つ老舗酒蔵で、房総半島の勝浦市に位置しています。
敷地内には切妻屋根の酒蔵、レンガ造りの煙突、松尾神社（酒造りの神様を祀る）などがあり、多くが国登録有形文化財に指定され、伝統的な酒蔵の景観を今に伝えています。
「原料を大切にし、伝統的な手法を自分たちで守っていくこと」が蔵の第一の決意であり基本姿勢で、手間ひまを惜しまない酒造りを行い、食事中に飲み疲れることがなく自然に盃が進むような味わい、万人に好まれる正統派の味を目指しています。
毎年、岩手県花巻市から南部杜氏と蔵人が5ヶ月間滞在して酒造りを行い、南部流の製法による手造りにより雑味が少なく洗練されてキレのよい味わいを実現しており、千葉県の酒造好適米「総の舞（ふさのまい）」や「コシヒカリ」「ふさこがね」を使用し、自社の山からの軟水を仕込み水として原料の特性を最大限に活かしています。