筑紫の誉酒造は明治時代に創業した酒造で、筑後川が流れる九州最大の穀倉地帯・筑紫平野に位置します。創業者の魂と技を受け継ぎ、伝統的な手造りによる少量生産を続けています。
城島町は「西の灘、東の城島」と称される日本を代表する酒処で、筑紫の誉酒造もその伝統を担う蔵元の一つです。筑後川の豊かな水と筑紫平野の良質な米を使用し、地域の恵みを最大限に活かした酒造りを実践しています。
蔵では日本酒だけでなく、甘酒・味噌・奈良漬けなど、30℃の麹室で培養した麹を使った多彩な商品を製造しています。また、5月15日から7月5日までの期間限定で、畳敷きの部屋で筑後川の川魚「エツ」料理と日本酒を楽しめる予約制の食事サービスも提供しており、地域文化の発信拠点としての役割も果たしています。
毎年2月に開催される城島酒蔵びらきにも参加し、現在は旭菊・池亀・筑紫の誉・比翼鶴・萬年亀・瑞穂錦・杜の蔵の7蔵が参加する一大イベントとなっています。