銘柄一覧
開当男山
かいとうおとこやま EC「開当男山(かいとうおとこやま)」は、享保元年の創業から三百余年、歴史を塗り替えた三代目・開当(はるまさ)の名を戴く正統派ブランド。 厳寒の南会津で磨かれたその酒質は、迷いのないクリアな飲み口と、力強い米の旨味が完璧に調和。時代に流されない武士のような風格を備え、南会津の厳しい自然と伝統を今に伝える、歴史の重みが宿る至極の一杯です。
山王丸
さんのうまる「山王丸(さんのうまる)」は、南会津の四季の移ろいを鮮やかに映し出す、感性豊かなブランド。にごり、ひやおろし、しぼりたて…、その時々の自然の鼓動をダイレクトに感じるフレッシュな酒質が、季節を愛でる喜びを届けてくれます。
田島
たじま「田島(たじま)」は、蔵が位置する地名を冠し、南会津の風土と共感しあう地域密着のブランド。地下水一〇〇%のまろやかな口当たりと、南会津産米の素朴かつ力強い旨味がとけあい、土地の恵みへの感謝を歌い上げるような一杯です。
山の井
やまのい EC「山の井(やまのい)」は、かつての銘柄を現代の感性で再解釈した、会津酒造の新時代を象徴するブランド。「きれいで、やわらかく、飲みやすい」を指針に、水との一体感を突き詰めた酒質は、心まで潤すような透明感に溢れています。伝統の土蔵から生まれる、革新的なまでのピュアな美味しさが世界を魅了しています。
金紋会津
きんもんあいづ「金紋会津(きんもんあいづ)」は、元禄年間から続く会津酒造の正統を継ぐ代表銘柄。江戸時代から受け継がれた土蔵での長期低温発酵と、ミネラル豊富な地下水が、クラシカルながらも洗練された、まろやかな旨味を醸し出します。会津の歴史の重みと、地域の誇りを一滴に込めた名門の一杯です。
会津時間
あいづじかん「会津時間(あいづじかん)」は、江戸時代から続く土蔵での静かな発酵の時間を、一滴の酒に託したロマン溢れるブランド。会津の悠久の時の流れを慈しむように醸される、深みのある穏やかな味わいが、飲む人を至福の安らぎへと誘います。
ロ万
ろまん EC「ロ万(ろまん)」は、蔵人たちの「酒造りはロマンだ」という純粋な情熱から名付けられた、花泉酒造の魂を宿すプレミアムブランドです。 伝統の「もち米四段仕込み」が生み出す、絹のように滑らかな口当たりと、奥深く広がる優しい旨味が特徴。フルーティーな香りと洗練された酸味が調和し、飲み干した後の余韻までがドラマチックに響く、南会津の誇りと浪漫を体現する至高のシリーズです。
花泉
はないずみ「花泉(はないずみ)」は、ヒメサユリが咲く地の清水が泉のように湧き出る情景を写した、創業時から続く伝統のブランド。「お酒は自分たちの手で」と願った南郷の人々の絆と、もち米四段仕込みによる豊かなコクがとけあう、心温まる故郷の地酒です。
だぢゅー
だぢゅー EC「だぢゅー」は、ロ万シリーズの中でも、和三盆のように品のある甘みとマスカットのような爽やかな香りが際立つ純米吟醸。もち米四段仕込みの旨味を軽快な酸が引き締め、甘いお酒が苦手な方でも驚くほどの透明感と飲みやすさを備えた、会津の自然が奏でる優美な一献です。
雪龍
スノードラゴン「雪龍(スノードラゴン)」は、日本酒と焼酎のハイブリッド製造を目指す『流觴(りゅうしょう)プロジェクト』から生まれた、ねっかの魂を象徴するフラッグシップ。只見の清冽な雪解け水と自社栽培米を使い、一滴一滴を重みだけで集める袋しぼりで醸したその味わいは、まさに雪解けの如きピュアな透明感に満ちています。独自のねっか用酵母が放つ、華やかで品格ある吟醸香は、日本酒の既成概念を心地よく裏切る新時代の美味しさです。
愛郷の輝き
あいきょうのかがやき「愛郷の輝き(あいきょうのかがやき)」は、日本三大開拓地・矢吹町への深い愛と感謝を込めた銘柄。開拓者の精神を宿した自社栽培米を使い、クリアで躍動感ある酒質へと昇華。郷土の未来を照らすような、明るく透明感のある輝きを放つ一杯です。
自然郷
しぜんごう EC「自然郷(しぜんごう)」は、まだ純米酒が一般的でなかった約五十年前、四代目・代吉氏が「米本来の姿」を追求し世に送り出した無添加酒の先駆けです。矢吹町の豊かな大地の恵みを農薬不使用米で醸し、軽やかな微発泡感とクリアなキレが共鳴。まさに「自然の郷」にいるような純粋で力強い美味しさを今に伝えています。
開拓のうた
かいたくのうた「開拓のうた」は、かつて不毛の地を豊かな田園へと変えた矢吹町の先人たちに捧げる、讃歌のような一献。農薬不使用米の素朴かつ力強い旨味が広がり、困難を切り拓く開拓者たちの情熱と誇りを現代に歌い上げます。
楽器正宗
がっきまさむね EC「楽器正宗(がっきまさむね)」は、大正時代に雅楽師が「酒造りと楽器演奏は共に神への捧げ物」と称えたことに由来する、大木代吉本店の情熱を宿すブランドです。 五代目・大木雄太氏により現代的に復活を遂げ、常識を覆す「芳醇で透明感ある本醸造」として一躍脚光を浴びました。農薬不使用米を使用し、麹の甘みと酵母の華やかさが絶妙に調和したその酒質は、まさに楽器を奏でるような美しき律動と喜びを届けてくれます。
國士冠
こくしかん「國士冠(こくしかん)」は、揺るぎない信念を持つ「国士」の気概を酒に託した、凛とした風格漂うブランド。矢吹の風土と向き合い醸されたその味わいは、クリアなキレの中に芯の強さを感じさせ、飲む人の背筋を正すような清々しさに溢れています。
清鏡
きよかがみ「清鏡(きよかがみ)」は、鏡のように澄み切った美しさを追求して醸された、かつての岩瀬郡を代表する銘柄。純粋な心で水と米に向き合った造り手たちの物語を、今に伝える記憶の一滴です。
大天狗
だいてんぐ EC「大天狗(だいてんぐ)」は、明治五年の創業時に現れた天狗の面を「吉兆」として戴く、不撓不屈の魂が宿る代表銘柄。 安達太良山の伏流水「雷神清水」を使い、重しの圧力でじっくり搾る「槽しぼり」により、力強くも繊細な米の波紋を表現。地元・本宮で八割が消費されるという、地域に最も愛される真の地酒です。
奥州二本松
おうしゅうにほんまつ「奥州二本松(おうしゅうにほんまつ)」は、福島が誇る歴史ある地名を冠した銘柄。雷神清水の清冽なパワーと槽しぼりの伝統技がとけあい、奥州の風土が育んだ歴史の奥行きを感じさせる、凛とした風格のある一杯です。
もとみや
もとみや「もとみや」は、蔵の故郷・本宮市への愛をストレートに表現した看板ブランド。地元の米と水にこだわり、地元の人々の語らいの場に寄り添う、穏やかで飽きのこない素朴な旨味が特徴。本宮の暮らしに欠かせない、母なる名酒です。
智恵子
ちえこ「智恵子(ちえこ)」は、本宮に連なる安達太良の空を愛した智恵子(高村光太郎の妻)に捧げる銘柄。「智恵子の花霞」の名で親しまれ、槽しぼりが生む柔らかく気高い味わいは、まるで智恵子が夢見た美しい自然の光景を写し出したかのようです。