兵庫県の日本酒銘柄一覧
名刀正宗
めいとうまさむね「名刀正宗」は田中酒造場が創業時から造り続ける伝統的な銘柄です。 江戸時代に姫路城主・酒井家から「花気随酒」の扁額を賜り、芳醇美酒と賞賛された歴史を持ちます。 日本刀の名工・正宗に因んだ銘柄名は、切れ味鋭く、品格ある味わいを表現しています。 播磨の伝統的な酒質を守りながら、長年愛され続けている定番銘柄です。
亀の甲
かめのこう「亀の甲」は希少な酒米「亀の尾」を極限まで磨き上げた超高精白の銘柄です。 精米歩合8%という驚異的な磨きを達成した「寿亀」は、技術の粋を集めた究極の作品として知られています。 「亀の尾」という歴史ある酒米を6%まで精白した製品もリリースし、高精白技術の到達点を示しています。 米の芯の部分だけを使用することで、雑味のない純粋な味わいと、透明感のある香りを実現しています。
米搗水車
こめつきすいしゃ「米搗水車」は田中酒造場のブランドラインナップの一つで、伝統的な米の精米方法である水車を銘柄名にしています。 播磨の田園風景と伝統的な米作りの風景を表現し、郷愁を感じさせる銘柄として親しまれています。
龍力
たつりき EC「龍力」は本田商店の代表銘柄で、力強く躍動感のある銘柄名が特徴です。 兵庫県特A地区産山田錦を85%使用し、「米の酒は米の味」という理念を体現した純米酒中心の展開を行っています。 特別純米から純米大吟醸まで幅広い商品があり、いずれも山田錦の特性を最大限に引き出した味わいが評価されています。 「米のささやき」という大吟醸は創業100周年を迎えた今も変わらぬ製法で造られ、世界的な評価を得ています。 テロワールへのこだわりにより、東条産・吉川産など産地別の山田錦を使い分け、それぞれの土地の個性を表現した酒造りも行っています。
旭龍
きょくりゅう「旭龍」は松尾酒造の銘柄で、「旭」の昇る力強さと「龍」の威厳を組み合わせた縁起の良い銘柄名です。 生産量が極めて少なく、入手困難な希少な地酒として知られていました。 現在は製造が行われていない可能性が高い銘柄です。
金壺
きんつぼ「金壺」は壺坂酒造の伝統的な銘柄で、蔵元の「壺坂」という名に因んだ銘柄名です。 200年以上前から続く蔵の歴史と、金のように価値ある酒という意味を込めた格式ある銘柄です。 小規模蔵ならではの丁寧な手造りにより、地元を中心に長年愛され続けています。
雪彦山
せっぴこさん EC「雪彦山」は壺坂酒造の代表銘柄で、仕込み水の源である雪彦山を銘柄名にしています。 日本三彦山の一つである雪彦山の伏流水を使用し、山の清らかな水の特性を活かした透明感とキレのある味わいが特徴です。 播州産山田錦を用いた大吟醸は全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、技術の高さが認められています。 雪彦山の自然美と、その水が育む酒の美味しさを表現した銘柄として、地元夢前町を中心に親しまれています。
白影泉
はくえいせん「白影泉」は下村酒造店の歴史ある銘柄で、蔵が建つ安志加茂神社の井戸水「白影泉」に由来します。 創業以来使われていた伝統的な銘柄で、神社の霊水を用いた格式ある酒として親しまれていました。 現在は「奥播磨」が主力となっていますが、蔵の歴史を象徴する銘柄として記憶されています。
奥播磨
おくはりま EC「奥播磨」は平成5年(1993年)に誕生した下村酒造店の現代的な主力銘柄です。 地元兵庫県産山田錦を全量使用し、特定名称酒のみで構成するという明確なコンセプトを持ちます。 手造りにこだわり、純米酒のみを醸造することで、米本来の旨味を最大限に引き出した味わいが特徴です。 播磨の奥地である安富町の豊かな自然環境を銘柄名に込め、山間部ならではの清らかな水と空気が育む酒質が評価されています。 全国の日本酒愛好家から高い支持を得ており、純米酒専門蔵として確固たる地位を築いています。
宮の井
みやのい「宮の井」は下村酒造店が昭和58年当時に使用していた伝統的な銘柄です。 安志加茂神社に近い立地から「宮の井」と命名され、かつては灘の大手メーカーへの桶売り用として製造されていました。 「奥播磨」への転換により現在は製造されていませんが、蔵の歴史の一部として記録されています。
播州一献
ばんしゅういっこん「播州一献」は山陽盃酒造の代表銘柄で、「播州産の米と水を使った播州のお酒を、一献どうぞ」という意味を込めた銘柄名です。 氷ノ山の伏流水(軟水)と但馬杜氏の伝統技術により醸される酒は、しっかりとした旨みと適度な酸のバランスが特徴です。 大吟醸「袋搾り斗瓶取り」を最高峰に、純米吟醸「千年の藤」「楓のしずく」、大吟醸「明壽蔵」(鉱山熟成)など、多彩な商品展開を行っています。 食中酒としての設計を重視し、播州の食文化と調和する味わいが地元を中心に高く評価されています。
米郷
こめのさと「米郷」は兵庫宍粟米「夢錦」を使用した老松酒造の銘柄で、米の故郷という意味を込めた銘柄名です。 コクのある旨味が絶品で、宍粟の豊かな米作りの伝統を表現した酒として評価されています。 地元産の酒米を活かした、地域密着型の酒造りを体現する銘柄です。
スエヒロ老松
すえひろおいまつ「スエヒロ老松」は創業当時の味を守り続ける伝統的な銘柄で、宍粟市で最も人気が高い晩酌酒です。 「末広」という縁起の良い言葉と、老松という格式ある蔵の名を組み合わせ、長く愛される定番の味として地元に定着しています。 日常的に楽しめる親しみやすい味わいが特徴で、地元の食卓を支える存在です。
たたらの里 千種
たたらのさと ちくさ「たたらの里 千種」は宍粟市千種町のたたら製鉄の歴史を銘柄名に冠した地域限定の酒です。 千種町は古くからたたら製鉄が盛んだった地域で、その歴史と文化を酒で表現しています。 地域の歴史遺産を次世代に伝える役割も果たす、文化的意義を持つ銘柄です。
神酒之郷
みわのさと「神酒之郷」は宍粟が「日本酒発祥の地」として酒の神様を祀る地域であることを表現した銘柄です。 「神酒」は神に供える酒を意味し、宍粟の酒造りの歴史的・宗教的な背景を表現しています。 地域の誇りと伝統を体現する、格式ある銘柄として位置づけられています。
葵鶴
あおいつる「葵鶴」は稲見酒造の代表銘柄で、京都松尾大社の神紋「葵」と瑞鳥「鶴」を組み合わせた縁起の良い銘柄名です。 酒米の王様・山田錦の日本一の生産地である三木市特A地区の酒米をふんだんに使用し、まろやかな旨口が特徴です。 純米大吟醸を8年以上熟成させた「大吟古酒」は琥珀色の美しさと優しい口当たりが特徴で、KuraMaster2024で金賞を受賞するなど国際的にも評価されています。 山田錦の聖地・三木市に立つ唯一の蔵として、地元の最高級酒米の特性を最大限に引き出した酒造りを実践しています。
福乃太
ふくのふとり「福乃太」は福太醸造の銘柄で、「福」という縁起の良い文字を冠した親しみやすい銘柄名です。 三木市産の山田錦を活かした酒造りを行い、地元を中心に長年愛され続けています。 元禄年間からの伝統を持つ蔵として、堅実な品質と飲み飽きしない味わいが特徴です。
明石鯛
あかしたい EC「明石鯛」は明石酒類醸造の代表銘柄で、明石の名物である鯛を銘柄名に冠しています。 1960年頃から造り続けている伝統的な銘柄で、「魚の王様」である鯛のように「日本酒の王様」になるという志を込めています。 小野市特A地区産の最高級山田錦を惜しみなく磨き上げ(大吟醸38%、純米酒60%)、世界水準の品質を実現しています。 「明石鯛 純米大吟醸原酒」はKura Master、フェミナリーズ世界ワインコンクール、全米日本酒歓評会で金賞を受賞し、「明石鯛 特別純米酒」はKura Masterでプラチナ賞を受賞するなど、国際的に高く評価されています。 生産の95%を海外に輸出し、約25か国で愛飲される国際ブランドとして、日本酒の世界展開を牽引する存在です。
宝暦
ほうれき「宝暦」は大熊酒造の銘柄で、江戸時代の元号を銘柄名にした格式ある名前が特徴です。 加東市産の最高級山田錦を活かした酒造りを行い、地元を中心に親しまれています。 山田錦の特A地区という恵まれた立地を活かした、米の旨味を感じられる酒質が特徴です。
男児
だんじ「男児」は櫻井酒造の銘柄で、明石の「西灘」と呼ばれる酒造りの伝統地で醸されています。 行基が掘ったとされる「寺水」と播磨平野の酒米を使用し、瀬戸内海の海風が織りなす風土の中で造られる地酒です。