合同酒精 旭川工場は北海道旭川市に位置する酒造工場です。北海道内の焼酎製造会社が合同して設立された合同酒精株式会社の重要な生産拠点で、母体の一つである北海酒類株式会社の伝統を引き継いでいます。仕込み水には大雪山系の万年雪が源流の清冽な伏流水を使用し、長い年月をかけて自然にろ過された軟水が口当たりがまろやかできれいですっきりとした酒質を生み出します。「北海道ならではの地酒」を追求するため清酒の原料となる米はすべて北海道産米を使用することにこだわり、特に北海道で開発された酒造好適米「吟風」や「彗星」などを中心に使用して米の特性を活かした酒造りを行っています。「自然の恵みを活かす」という理念のもと、北海道の豊かな自然、特に米・水・気候という三大要素を最大限に活用した酒造りを特徴とします。旭川は盆地特有の気候で冬の寒さが厳しく、この冷涼な環境が雑菌の繁殖を抑え、低温でじっくりと発酵させる「低温長期発酵」を可能にし、香り高くきめ細やかで洗練された味わいの酒が生まれます。代表銘柄「大雪乃蔵」は大雪山系への敬意を込めて名付けられ、北海道産の酒米と大雪山系の清冽な軟水で醸される淡麗辛口ですっきりとしたキレの良い味わいが特徴です。伝統的な技術と最新の設備を融合させ、徹底した品質管理のもとで安定した酒造りを行っています。