超群

超群は慶応元年（1865年）創業の生熊酒造が醸す日本酒で、現在のブランドは昭和元年（1926年）に誕生しました。
銘柄名は、連山の中でひときわそびえる富士山のように、また群鶏の中の一鶴のように酒造界に秀でることを念願して名付けられました。最大の特徴は、広島県内では唯一の硬水仕込みの酒を造る蔵であることで、その硬度は100です。カルスト地形で知られる「帝釈峡」が近いため、カルスト台地の湧き水を仕込み水に使用し、蔵の井戸から汲み上げる城山の水を割り水に使用しています。
比婆の酒造好適米を原料に、昔ながらの完全手作りで醸され、糖類や保存料・添加物は一切不使用です。味わいの特徴は辛口でありながら、そう感じさせない奥深さを備え、帝釈台地から流れ出す清流の旨みを感じることができます。普通酒とは思えない高い品質で、毎日飲める飽きのこない味わいが魅力です。
広島では珍しい硬水仕込みと、帝釈峡の雄大な自然が生み出す、独自のテロワールを体現した銘柄です。