中本酒造店は江戸時代中期の享保12年創業で、約300年近くの歴史を持つ奈良の老舗酒蔵です。生駒市の閑静な住宅街、生駒山系の東北端に近い山ふところに蔵があります。
創業以来のモットーは「一白・二蔵・三杜氏」で、高精白の原料米、良い蔵と設備、優れた技術を持つ杜氏と蔵人による酒造りを極上とする考え方を貫いています。
平成17年からは純米酒のみをていねいに造る蔵となり、99%以上を吟醸規格で醸造しています。昭和62年から特定名称酒のみの醸造蔵に切り替え、少しづつ丁寧に造り、自信を持ってお薦めできる酒だけを蔵出ししています。
特筆すべき商品として、奈良時代の権力者・長屋王の邸宅跡から出土した木簡に書かれていた酒造方法をもとに復元した「神龜乃黄金酒『長屋王』」という歴史的な銘柄があります。