Taikokushuzou
| Name | Taikokushuzou |
|---|---|
| Japanese Name | 泰石酒造 |
| Hiragana | たいこくしゅぞう |
| Address | 沖縄県 うるま市 平良川90 |
| Phone | 098-973-3211 |
| FAX | 098-974-1857 |
| Web | https://www.taikokushuzo.com |
泰石酒造は1952年に沖縄県うるま市で創業した、沖縄県唯一の清酒蔵元として半世紀以上にわたって日本最南端の日本酒造りを続けてきた酒蔵です。
創業者の安田繁史氏は「亜熱帯に属する沖縄県でも、美味しい清酒を造りたい」という熱い思いから、1967年に日本酒の製造を開始し、1968年には沖縄県初の日本酒「黎明」を発売しました。長崎の黎明酒造(現・杵の川)から四季醸造設備の技術提携を受け、高温多湿な沖縄という日本酒造りには極めて困難な環境での内製化を...
泰石酒造は1952年に沖縄県うるま市で創業した、沖縄県唯一の清酒蔵元として半世紀以上にわたって日本最南端の日本酒造りを続けてきた酒蔵です。
創業者の安田繁史氏は「亜熱帯に属する沖縄県でも、美味しい清酒を造りたい」という熱い思いから、1967年に日本酒の製造を開始し、1968年には沖縄県初の日本酒「黎明」を発売しました。長崎の黎明酒造(現・杵の川)から四季醸造設備の技術提携を受け、高温多湿な沖縄という日本酒造りには極めて困難な環境での内製化を実現しました。
最大の特徴は四季醸造方式を採用していることで、年間を通して一定の環境を保つ醸造設備により、仕込み樽、貯蔵タンクの酒温度を15℃に保つことに成功。高温糖化もと四段仕込みという独自の手法で、水、麹、蒸米を55℃程度まで温めて糖化させ、その後冷却しながら酵母を加えて生育させる酒母を使用しています。
年2回(2月と10月)を基本とし、必要に応じて夏場にも仕込む約3〜4ヶ月周期の製造サイクルで、出来る限り新鮮な状態で提供するため、冷却された貯蔵タンクから約2週間単位で瓶詰めを行っています。
沖縄という日本酒造りには不向きな環境において、独自の技術と情熱で沖縄県民に愛される地酒を造り続け、全国47都道府県すべてに日本酒が存在することを実現した、日本の酒文化における重要な存在です。伝統的な手造りの技術を守りながら、亜熱帯での日本酒製造という前例のない挑戦を成功させた、日本酒業界における先駆的な酒蔵といえます。