佐々木酒造は、1872年(明治5年)創業の愛媛県伊予郡砥部町総津に位置する酒蔵です。
山の湧水と県内産の米を使用し、自然の力による酒造りを信条としています。
昔ながらの方法である土間の上に竹すのこを敷き、その上でお米を冷やすという伝統的な手法を守り、長期貯蔵（2〜3種類、ほとんどが長期貯蔵）を行っています。
冷房を使用せず自然のままの貯蔵を行い、高地の特性を生かした酒造りが特徴です。
現在は新規の酒造りは休止中で、11年ものと37年ものなどの長期熟成古酒を細々と出荷しており、原料米には松山三井を使用しています。
ブランデーのような気品ある味わいの古酒で、琥珀色、濃厚な甘味・旨味・酸味を持ち、ほぼ蔵元でのみ販売される、愛媛県内でもあまり知られていない隠れた銘酒を守り続けています。