中村酒造は、文化元年（1804年）に創業した、あきる野市牛沼に位置する老舗酒蔵です。
中村家は先祖代々、西多摩郡牛沼村（現・あきる野市牛沼）に住み、8代目の時に酒造を創業し、現在18代目・中村八郎右衛門が「千代鶴・高尾山」ブランドの日本酒を醸造販売しています。
秋川沿いに位置し、鮎釣りで有名な清流の恵みを受けた地域で酒造りを続けています。
蔵正面にそびえる城山の伏流水を使用し、やや軟水で鉄分が少なく酒造りに最適な水質を持ち、秩父古生層（ちちぶこせいそう）に濾された多摩山系の水を地下170mより汲み上げています。
淡麗で米の旨味がある味わい設計で、江戸時代の土蔵と年間10℃以下に保たれた近代的設備の両方を使用し、約40種類の製品ラインナップを展開しています。
鶴が飛来した秋川の地で、千代に続く酒を造りたいという願いから「千代鶴」と命名され、地域の自然と調和した酒造りを実践しています。