Sake Brands
in Tokyo
Momodoburoku
桃どぶろくは、東京駅酒造場が製造する季節のフルーツどぶろくシリーズの一つです。 旬の桃の果汁を使用し、控えめなアルコール度数5%に設定された飲みやすい設計で、果実のほのかな甘さとどぶろくの酸味のバランスが特徴です。 夏季限定の季節商品として、爽やかで親しみやすい味わいが多くの人々に愛されています。 駅構内という立地を活かし、旅行者や通勤者が気軽に楽しめるカジュアルなどぶろくとして開発されました。 フレッシュな桃の香りとどぶろくの米の旨味が調和し、デザート感覚でも楽しめる新しいスタイルの日本酒です。
Toukyou
東京港醸造のメインブランド「東京」は、日々変化し続ける東京という都市そのものを表現した銘柄です。 タンクごとに酵母や製造方法、アルコール度数を変化させることで、多様な味わいの変化を楽しめるのが最大の特徴です。 サラリとした飲み口で、時間とともに軽い酸が立ち、心地よい吟醸香に包まれます。 口当たりは柔らかく、優しいスマートな甘みがあり、青リンゴやメロンのような果実味と米の旨味、爽やかな柑橘系の酸味をほんのりと感じ、ジューシーな旨味が広がります。 全量純米、全量原酒で、自家培養酵母(9号系)を使用した丁寧な造りです。 水道水(荒川水系の中軟水)という都市型酒造ならではの仕込み水を活かし、従来の概念にとらわれない革新的な日本酒造りを実現しています。 東京という多様性に富んだ都市の魅力を、味わいの多様性として表現した、まさに東京を飲む体験を提供する銘柄です。
Toukyoumi Do
Tokyo Meadは、東京港醸造が日本酒と並行して製造する蜂蜜酒(ミード)です。 「Tokyo Mead -Gold-」として展開され、蜂蜜を主原料とした伝統的な醸造酒に、東京らしい現代的なアプローチを加えた製品です。 日本酒造りで培った発酵技術を応用し、蜂蜜の芳醇な甘みと複雑な香りを引き出しています。 都市型マイクロブリューワリーとして、日本酒だけでなく多様な醸造酒に挑戦する東京港醸造の革新性を象徴する銘柄です。 日本酒とは異なる味わいのプロファイルで、新しい日本の醸造文化を提案しています。
Edokaijou
江戸開城は、東京港醸造の復活を象徴する銘柄で、江戸開城から150年を記念して名付けられました。 前身の若松屋が薩摩藩邸の近くにあり、西郷隆盛と勝海舟が会談した場所であったという歴史的背景を持ち、幕末から明治への転換期を象徴する名称です。 上品でキレの良い麗旨口の味わいが特徴で、全量純米、全量原酒として丁寧に醸されています。 タンクごとに異なる味わい設計を行い、東京という都市の多様性を表現しながらも、一貫して品のある味わいを保っています。 引き締まった旨味と後味の切れの良さが特徴で、正統派の酒としてスタートしながらも、都市型酒造ならではの革新性を併せ持ちます。 江戸の伝統と東京の現代性を融合させた、歴史と未来をつなぐ銘柄です。
Hanagumori
ハナグモリは、木花之醸造所のフラッグシップとなるどぶろくです。 米と米麹のみで醸す伝統的な製法により、フレッシュで華やかな味わいが特徴です。 銘柄名の「ハナグモリ」(花曇り)は、桜の季節に曇る空を意味し、木花咲耶姫の「花」と、どぶろくの「曇り(濁り)」を掛け合わせた美しい名称です。 浅草駒形という江戸情緒あふれる地で造られるどぶろくとして、伝統と革新を融合させた味わいを表現しています。 米の甘みと旨味が生きた、滑らかでクリーミーな口当たりと、爽やかな酸味のバランスが絶妙です。 併設レストランで出来立ての新鮮な状態で提供されることで、どぶろくの魅力を最大限に引き出しています。 若い世代にも親しみやすい、現代的などぶろくとして東京の新しい酒文化を象徴する銘柄です。
Kouduru
国府鶴は、野口酒造店が1860年の創業時から造り続ける府中を代表する銘柄です。 武蔵国の国府が府中に置かれていたことから、「国府の地で、鶴のような酒を造る」という想いで名付けられました。 鶴は日本文化において長寿と吉祥の象徴であり、府中の繁栄を願う気持ちが込められています。 1985年から約40年間、委託醸造として存続してきましたが、自家醸造として復活を果たしました。 復活した國府鶴は、自社の井戸水を使用し、地元素材にこだわった「武蔵国テロワール」をコンセプトとしています。 東京農工大学と連携して開発された地元産米「さくら福姫」を使用するなど、地域との結びつきを大切にした酒造りを実践しています。 上品でキレの良い麗旨口の味わいが特徴で、引き締まった旨味と後味の切れの良さが正統派の酒として評価されています。 府中という武蔵国の中心地の歴史と文化を継承し、新たな時代に向けて進化を続ける銘柄です。
Higashimurayama
東村山は、豊島屋酒造が蔵を構える東村山市の地名を冠した銘柄です。 地元東村山を代表する地酒として、地域に根ざした酒造りの姿勢を表現しています。 富士山からの伏流水と厳選した酒造好適米を使用し、丁寧な小仕込で醸されています。 地域の食文化や風土と調和する味わいを目指し、東村山という多摩地域の特性を活かした酒造りを実践しています。 豊島屋酒造の技術と伝統が生み出す、地域密着型の銘柄です。
Kinkon
金婚は、明治天皇の銀婚式(25周年)を祝して命名された、日本における祝い酒の代名詞ともいえる銘柄です。 当時、結婚記念日を祝う習慣は日本になく、明治天皇の銀婚式がその先駆けとなり、この歴史的な祝賀にちなんで「金婚」と名付けられました。 現在、明治神宮、神田明神、日枝神社という東京の三大神社の唯一の御神酒として献上される特別な存在です。 戦時中も途絶えることなく御神酒を納め続けたことから、今日まで唯一の御神酒として認められているという歴史的な背景を持ちます。 また、豊島屋は鏡開きの儀式(樽酒を木槌で開く祝い事)を日本に広めた蔵元としても知られ、金婚は結婚式や祝賀会など、あらゆる祝いの席で親しまれてきました。 「金婚正宗」として、上撰から大吟醸まで幅広いラインナップを展開し、それぞれの場面に相応しい品質を提供しています。 祝いの酒、神聖な御神酒としての格式と、日常でも楽しめる親しみやすさを兼ね備えた、まさに江戸・東京の酒文化を象徴する銘柄です。
Rita
利他は、「利他の心」という仏教思想をコンセプトに掲げた銘柄です。 利他の心とは、利己心の反対語で、自分のことよりもまず他人のことを大切に思いやる心、他人が利益を得られるようにふるまおうという心を表しています。 喜びを生み出すための酒を醸したい、飲む人たちを幸せにしたい、それが造り酒屋としての利他の心という深い理念が込められています。 全種類八反錦を使用し、神田豊島屋本店のみで販売される限定銘柄として、特別な存在感を放っています。 丁寧な小仕込、全量無調整(無濾過・無加水)、全量ビン貯蔵という豊島屋酒造の最高の技術で醸され、香りよく優しい味わいが特徴です。 飲む人の幸せを願うという、酒造りの原点に立ち返った銘柄として、豊島屋の酒造りに対する哲学を体現しています。
Nijuubashi
二重橋は、皇居内限定販売という極めて特別な銘柄です。 皇居内の売店、一般参賀などの時に出る露店、販売元の通販のみで入手可能な、日本で最もレアな日本酒の一つです。 皇居の象徴的な建造物である二重橋の名を冠し、皇室ゆかりの格式高い銘柄として位置づけられています。 豊島屋酒造が明治神宮、神田明神、日枝神社の御神酒を造る蔵元であるという信頼と実績が、この特別な銘柄を生み出しました。 限られた機会でしか入手できない希少性と、皇居という特別な場所で販売されるという格式が、この銘柄の価値を高めています。 丁寧な造りによる品格のある味わいは、皇居を訪れる特別な日の思い出とともに記憶される銘柄です。
Okunokami
屋守は、「蔵を守りながら、酒造りの想いと味わいを届ける」「取引先の酒販店や飲食店の屋号を守り繁栄を助ける」という二つの想いから生まれた銘柄です。 「屋守」という名前は、「おくのかみ」と読み、守護神のように蔵と取引先を守るという深い願いが込められています。 濾過や加水をせず、搾りたてをそのまま瓶詰めした香りよく優しい味わいが最大の特徴です。 全量無調整(無濾過・無加水)、全量ビン貯蔵という豊島屋酒造の最高の技術を結集した銘柄で、限りなく手作業重視の小仕込を行っています。 富士山からの伏流水と厳選した高品質な酒造好適米(主に広島県産八反錦)を使用し、「香りよく、優しい味わい」をコンセプトに醸されています。 爽やかなフレッシュ感とコクのある深い味わいで、華やかな吟醸香、お米の甘味、キリッとした酸が口中に広がり、後口はドライでクリアです。 香り、コク、甘味のバランスが良く、お米本来に由来する芳醇な旨味と心地よい酸が調和しています。 純米中取り無調整生、純米吟醸無調整生、荒責(あらぜめ)純米無調整生など、多彩なラインナップで日本酒ファンを魅了し続ける、豊島屋酒造の技術と理念の結晶です。
Haneda
羽田は、豊島屋酒造が手がける地域限定酒の一つです。 東京の玄関口である羽田空港を擁する羽田の地名を冠し、東京を訪れる人々や地域の人々に愛される銘柄として展開されています。 地域との結びつきを大切にする豊島屋酒造の姿勢を表現した銘柄です。
Juuemon
十右衛門は、創業者・豊島屋十右衛門の名を冠した特別な銘柄です。 1596年の創業から400年以上続く豊島屋の歴史と伝統を、創業者の名で表現しています。 「金婚 純米無濾過生原酒 中取り 十右衛門」として展開され、精米歩合60%で搾りの中取り部分のみを使用した贅沢な造りが特徴です。 中取りとは、搾りの最も良質な中間部分のみを集めた希少な部分で、雑味が少なく最も純粋な味わいを持ちます。 無濾過生原酒として、酒本来の力強さとフレッシュさを最大限に引き出し、創業者の名に恥じない品質を追求しています。 豊島屋の歴史と技術の集大成として、特別な日に相応しい銘柄です。
Kishou
喜正は、創業者・野崎喜三郎の名前から「喜」の字と、「どんな時にも相応しい正しい酒」という意味で「正」を組み合わせた銘柄です。 伝統的な手造りによる丁寧な酒質が特徴で、戸倉城山から湧き出る伏流水を使用し、やや軟水で鉄分やマンガンが少なく酒造りに最適な水質を活かしています。 多くの蔵が機械化する中、伝統的な「甑(こしき)」を使用した手作業重視の製法を守り続けています。 特別本醸造、純米吟醸、純米酒、本醸造など多彩なラインナップを展開し、秋川流域以外ではなかなか手に入らない希少な地酒として、地元を中心に愛されています。 創業者の名に込められた「喜び」と「正しさ」を体現する、正統派の丁寧な酒造りが光る銘柄です。
Shiroyamazakura
しろやま桜は、仕込み水が湧き出る戸倉城山(しろやま)に咲く大きな桜の木から名付けられた銘柄です。 ラベルには桜の花が描かれ、地域の自然の美しさと酒造りとの結びつきを表現しています。 戸倉城山の伏流水を使用した丁寧な手造りにより、やわらかな味わいが特徴です。 喜正と並ぶ人気銘柄として、秋川渓谷の自然の恵みを活かした酒造りを体現しています。 地元の桜という身近な自然をモチーフにした、親しみやすく美しい銘柄です。
Hachioujijou
八王子城は、八王子城をイメージした純米酒です。 精米歩合65%、アルコール度数15%で、お米の旨味だけを贅沢に使った深みのある逸品です。 どっしりで重め、これぞ日本酒という伝統的な味わいが特徴で、苦味からの辛味が後口に残る、昔ながらの日本酒らしい特徴を持っています。 常温または冷やして、焼き魚など淡白な味の料理に良く合います。 八王子の歴史的シンボルである八王子城を銘柄名とし、地域の歴史と文化を酒で表現しています。
Kuwanomiyako
桑乃都は、八王子の別名「桑都」に由来する銘柄です。 八王子城を築城した北条氏照が詠んだ歌「桑の都」から命名され、八王子が古くから養蚕や織物の産地として知られ、蚕の餌となる桑畑が広がっていた歴史を表現しています。 香り高くふくよかな味わいが特徴で、純米八王子城、大吟醸桑乃都、特選吟醸桑乃都など多彩なラインナップを展開しています。 八王子の歴史的な別名を守り、地域文化の継承者として機能する、小澤酒造場の代表銘柄です。
Jimbasan
陣馬山は、中島酒造場が製造していた銘柄で、八王子の陣馬山にちなんだ名称です。 地域の山々を銘柄名とした、地域密着型の酒造りを行っていました。 蔵元は廃業しており、現在は製造されていません。
Hinodeyama
日出山は、中島酒造場が製造していた銘柄で、日の出山にちなんだ名称です。 八王子周辺の山々を銘柄名とした、地域性を大切にした酒造りを行っていました。 蔵元は廃業しており、現在は製造されていません。
Yaesakura
たまの八重桜は、石川酒造の歴史的な銘柄です。 1933年(昭和8年)の「多満自慢」命名以前は「八重桜」として販売されていました。 現在も蔵のガラス張りテラス席から八重桜と明治時代のビール醸造設備を眺めることができ、石川酒造の歴史を今に伝える銘柄です。 多摩の天然水と伝統製法が生み出す、歴史ある味わいを楽しめます。