井坂酒造場は大阪府岸和田市稲葉町に蔵をかまえる老舗酒造で、大量生産せず品質重視にこだわった昔ながらの手造り醸造を実践しています。
洗米から圧搾まで当主・井坂佳嗣氏を含め4人だけで醸造し、年間生産量は約300石という小規模ながら丁寧な酒造りが特徴です。
代表銘柄「三輪福」は奈良県の三輪神社（お酒の神様として知られる）から特別に名前の使用を許され、全国新酒鑑評会で金賞を受賞したこともある銘柄で、ほとんど地元でしか消費されない貴重な地酒です。
その他「だんじり」は岸和田だんじり祭にあやかった銘柄、「六甲おろし」は阪神タイガースファンに人気、「葛葉井の淵」は地元の米・長滝で造る銘柄など、地域性を大切にした酒造りを行っています。
営業時間は午前9時〜午後6時、定休日は水曜日で、地元に密着した酒蔵として親しまれています。