山本本家は1677年（延宝5年）創業で、340年以上の歴史を持つ老舗酒蔵です。伏見の七名水の一つ「白菊水（はくきくすい）」を仕込み水として使用し、300年以上の伝統技術と名水を活かした酒造りを行っています。
主力銘柄「神聖」は中国の詩人・白居易（白楽天）の漢詩に由来し、ラベルの書は富岡鉄斎によるものです。1962年には人気コメディアン・冨田新十郎を起用したテレビCM「カーチャン、一杯やっか」が大きな反響を呼びました。
「松の翆」という純米大吟醸は、1980年に表千家第14代家元・而妙斎が家元襲名の際に命名したもので、表千家の茶事で使用されるほか、嵐山の名店「吉兆」でも採用されています。
料理と共に味わう食中酒を重視し、伏見の名水「白菊水」と伝統技術により、料理を引き立てる日本酒を開発し続けています。