西村醸造店は宝暦元年に創業された秋田県でも有数の歴史を持つ酒造で、260年以上の歴史がありました。
代表銘柄「楽泉」は明治期に開発され、日本酒の醸造に加えて醤油や味噌の製造も行っていました。
平成6年9月期には売上高9億8481万円でピークを迎えましたが、その後は減少傾向が続き、大手ビール会社の代理店業務も行っていましたがディスカウントストアへの赤字供給が続き、平成20年6月にはビール卸部門から撤退しました。
平成29年9月期の年商は約2800万円、約600万円の赤字となり債務超過が深刻化し、平成30年11月2日、秋田地方裁判所能代支部から破産手続き開始決定を受けました。