樽平酒造は元禄年間（1695年頃）創業以来約300年の歴史を誇る蔵元で、現社長井上京七氏で12代目となります。川西町において300年以上の伝統を持つ、数少ない酒蔵の一つです。
樽平酒造では純米酒のみを製造しており、「住吉」と「樽平」の両ブランドをメインに、飲み飽きない飲みごたえのある個性ある本来の日本酒造りを目指しています。醸造アルコールを一切添加せず、米と米麹と水のみで醸す純米酒専業という明確な方針を持ちます。
主屋と酒蔵群等9棟が国の登録文化財となっており、NHKドラマ「蔵」のロケ地にもなりました。また、中国陶磁器を展示する「粋掬巧芸館」も併設しており、文化的価値の高い施設となっています。酒蔵見学も可能で、歴史ある建築物の中で、伝統的な酒造りの現場を体験できます。