Morishuzoujou
| Name | Morishuzoujou |
|---|---|
| Japanese Name | 森酒造場 |
| Hiragana | もりしゅぞうじょう |
| Address | 長崎県 平戸市 新町31-2 |
| Phone | 0950-23-3131 |
| FAX | 0950-22-4174 |
| Web | http://www.mori-shuzou.jp |
森酒造場は、1895年(明治28年)に森國吉氏により屋号「小松屋」として平戸に創業されました。平戸はかつて日本初の海外貿易の拠点として栄えた港町で、約400年前にポルトガル、オランダ、イギリスの商館が置かれ、異国文化が交わる地域です。
創業当初は「菊の露」(日本酒)と「千滴」(焼酎)という銘柄を使用していましたが、1950年代~60年代に会社組織化に伴い、森酒造場へと変更し、主力銘柄は「豊年」から「飛鸞」へと発展しました。
「飛鸞」という名...
森酒造場は、1895年(明治28年)に森國吉氏により屋号「小松屋」として平戸に創業されました。平戸はかつて日本初の海外貿易の拠点として栄えた港町で、約400年前にポルトガル、オランダ、イギリスの商館が置かれ、異国文化が交わる地域です。
創業当初は「菊の露」(日本酒)と「千滴」(焼酎)という銘柄を使用していましたが、1950年代~60年代に会社組織化に伴い、森酒造場へと変更し、主力銘柄は「豊年」から「飛鸞」へと発展しました。
「飛鸞」という名は、平戸がかつて「飛鸞島(ひらんとう)」と呼ばれていたことに由来します。これは、海から見た島の姿が、神話上の鳥「鸞(らん)」が飛び立つ様子に似ていたためです。平戸の風土と歴史を名前に込めた銘柄です。
広島大学で発酵を学び、大手酒造で修業を積んだ若き五代目蔵元・森祐太朗氏が、蔵付き酵母を活用した平戸の風土を表現する酒造りに取り組んでいます。蔵付き酵母(kuratsuki kobo)の開発に長年取り組み、2025年にリリースされたHIRAN's Mile製品に成功裏に組み込みました。現在は4代目社長が「継ぎ絆がる酒造り」(伝統を継続し人々を繋ぐ酒造り)というテーマのもと、西教寺の麓から湧き出る湧水と地元の米に支えられて酒造りを続けています。