高橋庄作酒造店は明治初期の創業で、会津若松市の小さな酒蔵として「土産土法」の酒造りを実践しています。
「その土地の人がその土地の米と水を使い、その土地の手法で仕込む」という理念のもと、特定名称酒のみを一徹に造る姿勢を貫いています。
蔵の半径3キロメートル以内に自社田が広がり、そのうち2割が農薬や化学肥料を使用しない有機栽培、残り8割が特別栽培という徹底した原料へのこだわりを持ちます。
2019年より「一田一醸」をコンセプトに、一枚の田んぼで採れた米だけで仕込む圃場限定シリーズ『穣（じょう）』を中心に据えています。
田んぼ一枚一枚の個性を日本酒で表現するという独自のアプローチで、会津の地酒文化に新しい価値を提供し続けています。